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「超高級病院」は否か?(2003年3月1日)

現在、義母が闘病中です。つい最近、私立の総合病院から、別の私立総合病院のホスピスに転院しました。転院前の1カ月、病状管理のため、病院の勧めで個室に入っておりましたが、何と1カ月で、40万円強の入院費を支払わなければなりませんでした。わたしたち家族にとっては、本当に大変な出費です。差額ベッド料は、保険対象外ですから、高額医療での戻りもありません。

ところが、今回転院したホスピスは、前の病院より何倍も優れた環境であるにもかかわらず、個室料をとりません。ですから、わたしたち家族は、安心して母の闘病を見守ることができます。望む人がいれば、もちろん保険対象外で高額な費用のかかる超高級病院があっても、それはそれでかまわないと思います。

ただ、現在の医療体制でも、長期闘病者を抱える家族の入院費の負担は生活を圧迫しますし、まして、現在の社会情勢の中では、その費用を賄えない人たちも多々いらっしゃるでしょう。今回改めて思ったことは、貧乏人は病気にもなれないんだなということです。幸いわたしたちは何とか支払いができましたが。しかし、お金があろうが無かろうが、病気の進行は待ってくれません。病院の差別化に反対はしませんが、「医は算術ではない、ヒューマンなものが何より大切」という姿勢の医者や病院が、1軒でも多くこの日本で医療活動をしてくださることを望みます。(dekochan)


保険外でも、金持ち優遇だとか病院による患者の選別だとか、いろいろな批判があるでしょう。しかし金持ち向けの超高級病院があってはいけないのでしょうか? 一泊50万円の差額ベッドがあっても、それに入りたいという人がいれば別に問題はないでしょう。すべての国民が保険によって医療を受けられることと、一部の金持ちが「ぜいたく」な闘病生活を送ることは、関係ないと思うのです。でも、その人にとっての「人生の質」は左右します。

わたしもそう思います。一般の患者が求める「医療」にはいろいろな側面があるはずです。

たとえば藤田さんのおっしゃるようなアメニティの部分も。みんながみんな、高度な医療技術によって、結果が左右される状態にあるわけがないからです。でも、その人にとっての「人生の質」は左右します。

有能な医師がすべてそういった超高級病院に流れてしまえば問題でしょうが、果たしてそうなるのでしょうか。それはむしろ医師の教育の問題だと思うのです。

教育という意味合いだけからでなく、「先端、高度技術」という意味でも、よい医師は「金持ち病院」に流れるわけではないと思います。「厚生労働省は、年間の手術数が一定基準に達していない病院の手術料を3割減額する方針だそうです。この件に関しても、二分化が進むということが懸念されているようです。年間の手術数が「基準」を満たしていない所は、ますます患者が減り、たくさん扱う所はますますその技術に磨きがかけられるということでしょうか。でも、こちらも「命がけ」ですから、そのぐらいの選択権はあってもいいと思います。ちゃんと二分化が進めばそれはそれで道はあるでしょう。医療機関同士で、連携を取ればいいのですから。手術だけ立派な病院で、落ち着いたら、街の病院に転院。放射線だけ大学病院に……など、こういう連携が一般的になれば、小さな病院もメンツをつぶすことなく、大きな設備投資を追うことなく、やっていけるのでは? 患者だって、やみくもに風邪で大学病院に行くこともなくなるでしょう。

病院もそういう棲み分けをする時期にきているのではないでしょうか。レストランだって、ニーズによっていろいろあるわけです。立ち食い、ファミレス、ホテルのダイニング、有名シェフのレストラン。病院にもそういうニーズによる、分類があってもいいですよね。今、統廃合が進められる国立病院などでは高度先端医療を、つぶれそうな町医者さんは24時間営業の赤ヒゲ診療所を、株式資本のバックがある所はホテルのようなホスピタル……まだまだいっぱいニーズはあります。

ただし、行く人は「病人」。そういう棲み分けがされる以上、「過疎」にならない工夫が欲しいと思います。都会ではすべての選択肢がそろうでしょうけれど、地方では「高度先端」はナシ。田舎の人はがんになったら、祈とう師に頼むしかないということにならないように。(アサギ)


実際わたしは、このニュースをみて小躍りしました。風穴が空いた。閉鎖的なこの医療業界には是非とも必要なことではないでしょうか。病院や医師の真価は本来利用者である患者とその家族が定めるものだと思います。たしかにセカンドオピニオンが求めにくいのも現状にはあります。でも中には写真や添書を持参されて、やはり自分の命をもう一度違う医師に見ていただきたいと申し出て来院される方も着実に増えてきています。あなたの命、人生であること、決断されたのはだれなのかをわたしたちもお聞きします。そのような意思の確認ができ、了解のもとで医療は行われるべきであると思います。ある地域では実際に自分のカルテを持参し、他病院に行くことも可能となっています。保険料の改定に伴いますますそのような風潮は強くなると思います。この風潮こそ待ち望んでいたものです。命をお金で換算する時代です。どう自分に投資できるかも合わせて考えていくべきではないかと思います。(crazydog)


自社のサービスに対する企業の責任感が薄れ、不祥事が相次ぐのを見ていると、病院が会社化したとして、果たしてどのくらい変わる、のかという疑問はありますが、その反面、希望もあります。現在小児科医療に就きたがる医師が少ないという大きな問題があり、これが改善されるかもしれないと思うのです。治療がしにくい、容態が急変しやすい、昼夜を問わない激務の上、少子化によってコストばかりがかさむというのが主な理由のようですが、企業経営ならニーズのあるところ、なんとかペイできるようなシステムを作って参入してくるのではないでしょうか。

以前医療事務で病院に勤めていて思ったことは、これだけ血圧測定などのコンディション管理のようなことで患者さんが大勢日参したら、医療保険制度が苦しくなるのも無理はないということと同時に、軽い負担だからこそちょっとした不安でもすぐ医師に相談できて、病気を未然に防げるということのジレンマでした。すべて民営化するというのではなく、保健医療も残すというのですから、いろいろなシステムを組み合わせて患者が希望に応じて医者にかかれるようになるほうが好ましいと思います。(巽・大阪・未婚・42歳)

           

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