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第8回 西本智実さん

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『外套』『修道女アンジェリーカ』『ジャンニ・スキッキ』への挑戦

西本

すごく弱肉強食の社会になっていると感じます。ボリショイのオーケストラの団員はみんなロシア国籍ですが、ユダヤ系もいれば、チェチェン人のハーフもいる。いろんな問題に接することがあります。さまざまな決断を迫られるし、不条理さを感じる瞬間もある。

わたし自身、このオーケストラの指揮者になるときの一番の課題は、東洋人をどうやって好きだと言わせるかということでした。

少し前には、劇場占拠なんていう事件もありましたし、命がけです。

進藤 進藤晶子そうやって命がけで仕事をしている西本さんから、いま転機にさしかかり、模索している30代、40代の女性たちにアドバイスをいただけますか?
西本

女性だから、というのではなく、仕事をしているときは「人間として」やっているということ。そして、一番重要なのは、自分がその仕事をやりたいと思ったときのことや、大切にしていることを忘れないということです。それだけしっかり持っていれば、たとえ今の会社を辞めるようなことになって、どこか別の場所に移っても大丈夫です。

それから、いい意味でいろんなパートナーを持つこと。歴史上の英雄たちは、愛人だったり、妻だったりとたくさんのパートナーがいます。それは当然、女性にも必要なことですから、持っていたほうがいいと思います。

進藤

西本さんの場合は?

西本

すごく信頼できる人がいます。わたしはよく強いと言われるんですが、本当はけっしてそうではないんです。その人たちに、背中をたたいてもらったり、支えてもらっているので、今、ここにいると思っています。

進藤 これから挑戦してみたい作品はありますか?
西本

プッチーニの3部作『外套』、『修道女アンジェリーカ』と『ジャンニ・スキッキ』です。

進藤

なぜそれを。

西本

題材がダンテの『神曲』から取ってあるんです。3つの作品とも「愛情」、「死」などの大きなテーマを違った視点から切り取って作られた作品なんです。底を流れているものは一緒なんだけど、まったく違う作品のように見える。そこがおもしろいんです。

進藤

いつか……。

西本 やりたいですね。この3部作を上演するのには莫大な費用と時間がかかるんです。一本のオペラ作品を作るのも大変なのに、この3部作を実現しようとすると、単純にすべてのことが3倍かかります。だから不可能だと言われていますが、だからこそ挑戦してみたいです。

対談を終えて(進藤晶子)

西本さんの巧みな話術に引き込まれ、仕事を忘れてすっかり楽しんでしまった私。お恥ずかしながら「そろそろお時間です」と言われるまで、時が経っていることに気がつきませんでした。心つかまれる気持ちよさ。ボリショイ交響楽団団員の皆さんの気持ちが、少しわかったような気がしました。

子供時代のお話のなかで、西本さんが通っていらしたバレエ団に、教室は違えども私も通っていたことが判明し、ここでまたひと盛り上がり。厳格で有名だった先生に師事されていたと伺い、さぞかし鍛え抜かれた日々だったことだろうと推察いたします。好きなことへの飽くなき探究心は、その頃からお変わりないのでしょうね。

リズミカルなお話と身振り手振り。末端まで意識が行き届いた美しい仕草は、バレエを習得された賜物なのでしょうか。タクトを振るかのように舞う手元と、スッと伸びた背中が、印象的でした。

西本さんのすべてから、ひとときの夢が紡ぎだされている。 近い将来、西本さん率いる幻のオペラを是非拝見したいと、また楽しみがひとつ増えた、進藤でした。

さて、『国境を越えた足跡』も最終回となりました。私の拙いインタビューと文章に、我慢強くお付き合いくださったみなさま方、本当にありがとうございました。 イーウーマン代表・佐々木かをりさんにお声をかけて頂いてから、一年以上が経ちます。このような恵まれた機会を与えていただいたことで、たくさんの新たな出会いと、生きる指針に巡り合うことができ、私にとってこのうえない「ぜいたくな時間」でした。この場をおかりして、佐々木さんに心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。 そして、編集部のみなさまと、イーウーマンの益々のご発展を、いち愛読者として、心からお祈りしております!!


対談に同席して(ewoman代表 佐々木かをり)

佐々木かをり 西本智実 進藤晶子ewomanは本当に素敵な人たちに囲まれて、幸せだと思います。

今回、『国境を越えた足跡』最終回の対談に同席して、心からそう感じました。進藤さんにお会いしたのが2001年夏。マイクロソフトの古川さんのご紹介でした。とってもピュアでまっすぐな進藤さんに惹かれて、すぐにお友だちになりました。これからの働き方、自分の存在価値を考え始めている30歳。ewomanのメンバーやリーダーの方々とも重なる部分を感じ、進藤さんを応援したいと思いました。

たくさんの人とめぐり合い、学びあうことが、人を大きく、そして温かく育ててくれると信じるわたしは、対談をしていただくことで、ewomanを訪れる人たちも、そして進藤さんも、みんなが前に進める、そう考えたのです。実際、進藤さんは大きな一歩を踏み出されました。迷いから、行動へ。心から応援しています。ありがとうございました。これからは、サーベイキャスターなどでewomanにご登場いただき、ewomanのリーダ、メンバーのみなさまとともに、知恵や経験を分かち合っていただきたいと考えています。これからもよろしくお願いします。

西本智実さんは、以前から、ぜひお会いしたいと思っていた方でした。幼い頃からのひらめき、たゆまぬ努力、頂点へ突き進む迫力。すべてが魅力的です。対談当日は、生まれ故郷でのひとときのお休み中の対談だったからか、指揮棒を振るっているときとは違う、ゆったりした雰囲気を創ってくださいました。しかし、お話が進むにつれ、芯の強さ、成功する人が必ず持ち合わせる熱い情熱と信念が、ふつふつと溢れ出てきました。西本さんの身体の中に、心の中に、熱い何かがたくさん詰まっている感じで、引き込まれました。

うれしい驚きもありました。写真家・海田悠氏の『輝いている 31 Femmes』(「輝いている 31 Femmes」刊行委員会、アードデイズ)という31人の女性を撮った写真集に、西本さんも私も載っていたのです。光栄です。海田氏と共に今度また、お会いできるのを楽しみにしています。もっともっとお話したい方でした。私は、近い将来、必ずモスクワに行って、西本さんが指揮される音楽を聴きたいと思います。ewomanのメンバー、リーダーのみなさんと行きましょうか?

お忙しい中、西本さん、本当にありがとうございました。そして進藤さんありがとうございました。

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