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サーベイ

2005/8/22(月) - 2005/8/26(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ伴侶動物は感受性豊かな子どもを育てる?

投票結果 現在の投票結果 y87 n13 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
柴内晶子
柴内晶子 獣医師 赤坂動物病院副院長

皆様のさらなる投稿ありがとうございます。 ねむねむグレさんのおっしゃるように、「リセットできない」ものである、ということが実は思ったよりもわかっていないお子さんも多くおられるようです。 私たちが「当……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

親だけでは教えられなかったこと(まやれい・兵庫・パートナー有・30歳)

今年に入って、パートナーの実家で、そして私の実家でも、相次いで飼っていた犬が亡くなりました。まだ2歳の息子には死を理解するのは難しいと思っていましたが、友達のように遊んでいた犬達の相次ぐ死に息子なりの感じ方をしているようで、実家の犬の仏前に行くと手を合わせたり、パートナーの実家に残されたもう1匹の犬に対して、「僕が遊んであげるからね」と言ってなでていました。また、周囲に対する気配りというか、死んだ犬のことを息子が「どこにいったの?」など、悲しみを思い起こさせることを口にすることはありません。きっと親だけでは教えられなかったことを、伴侶動物から得られるのだと感じました。

伴侶動物の死を通して(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳)

可愛がったりしつけや世話をするのも感受性を豊かにするとは思いますが、愛する者が死ぬということを知るのは、命を考え、感受性を育む上でとても重要なことだと思います。核家族化が進む以前は、3世代同居で祖父母が亡くなることが日常的だったわけですが、現在では身近な者の死に直面することがありません。それが若年層の凶悪犯罪にある程度は結びついていると思います。故に身近な者の死に直面するという意味で、伴侶動物の存在は子どもの感受性を育てるのに役立つと思います。

リセットできないことを知って!(ねむねむグレ・滋賀・パートナー無・35歳)

大きな期待はいかがかと思いますが、生き物に何らかの関わりを持てる生活は大事だと思います。ペットは色々(犬・猫・うさぎ・鳥・亀・金魚・昆虫まで)飼ってきましたが、一番肝心なのは生と死を感じることでしょう。リセットできないことを(当たり前のこと!)実感して欲しいです。

愛犬との生活で学んだこと(shimokita・東京・パートナー無・33歳)

犬を飼っていました。私は、「生きる」「愛情表現をする」「いつくしむ」ということを犬との生活を通じてこそ学べたと思っています。伴侶動物の行動は予測の就かないことだらけです。排泄の世話はもちろんのこと、散歩中に思いもかけないところ立ち往生してしまったり、飼い主から頭をなでてもらいやすいところに自ら移動したりすることに驚かされて……。そして、亡くなったときの悲しみ。もちろん他の体験を通じてこれらの感情を抱くことは可能ですが、伴侶動物との生活は否応無く自然、動物の力−そして、それらを受け入れて生きるということを教えてくれると思います。

喜びを愛犬と共有(skyblue-yuko・埼玉・パートナー無・25歳)

昔犬を飼っていたのですが、喜びを一緒に犬と共有することもできたし、犬の死を経験することで悲しさへの対処の仕方を学ぶことができたと思っています。自身の経験から、伴侶動物との接触は感受性豊かな子どもを育てると思います。

NO

周囲の大人たちによって(あるす)

以前なら、YESと答えていたと思います。ですが、あえてNOで……。犬や猫のロボットのおもちゃが出てくるようになってから、「家の子どもはまだ本物の犬や猫とロボットの区別がつかない」という話を何度か聞いてから考えが変わりました。ロボットを本物の代わりにするなら良いのですが、本物をロボットのように扱っている子がいるのです。親はそれをただ嬉しそうに話していたので、私はおかしいと思ってしまいました。また、若い人ですが飼った動物が病気になったのに何もせず、亡骸をどうしたらいいかわからないとコンビニのゴミ箱に捨て、すぐ次を飼うことを考えているという話を聞きました。ただ伴侶動物がいさえすれば感受性豊かな子どもを育ててくれると安易に考えたくなくなりました。確かに伴侶動物と触れ合った子どもの心に多くのものが生まれるのは事実だと思いますが、その大前提として、親を含めた周囲の大人たちが伴侶動物に対し、愛情と豊かな感受性をもって接していることが条件としてないといけないと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

生き物のルールを学ぶ機会がなく育ってしまうと

皆様のさらなる投稿ありがとうございます。

ねむねむグレさんのおっしゃるように、「リセットできない」ものである、ということが実は思ったよりもわかっていないお子さんも多くおられるようです。 私たちが「当たり前のこと」と思って過ごしていることでも、それは私たちの時代の育った環境の蓄積があってこそです。いまいくんさんの投稿にもあるように祖父母などとの離別も体験する機会があり、動物も含めた生き物の「限り」、ということを体感できていたために、死んでしまったら「永遠のお別れ」であるということが当たり前であると思っているのです。

しかし、今の時代に生きる本当に忙しい子どもたちにはそういう「当たり前の生き物のルール」を学ぶ機会がないまま育ってしまうこともあるようです。私のお聞きした話ではある男の子がうさぎを亡くしたけど、その子は「大丈夫だよ、1週間したら生き返るから」と真顔で言っていたそうです。また、ある中学生の方の獣医師という職業に関してのコメントを読む機会があったとき、獣医師は「死んだ動物を生き返らせることもする」仕事と書かれてあり、少なからずも衝撃をうけた覚えがあります。まやれいさんがおっしゃるようなお子さんなりに離別を経験することで驚くほど人間的成長をとげたり、周囲の大人が思いもかけなかった配慮や優しさやいたわりをお子さんが示す例も少なくありません。そういう配慮であるとか亡くなった動物への一種哀悼であるとか、自分以外の家族への思いやりなどといった感情的体験は、もちろん人間の家族を亡くすという体験でも同様にあり得るかも知れませんが、特にお子さんが自分よりも小さい、または幼い、という対象への慈しみをもって離別を考えるというケースは他では体験しがたいことであると思います。

17歳の猫ちゃんを亡くした私のクライアントのご家族では、そのとき8歳のお孫さんが直接その猫の死に顔には触れなかったものの、「あの子は死んでしまったの?」と言って、あとは黙々とその場で絵を描き始め、その猫ちゃんが天国にいて元気な姿をしている場面をおばあちゃまのために描き上げたという体験があります。さまざまな形でそういう体験は子ども達自身に考えさせるのだと思います。大人でも処理し難しい感情を、しかも家族と離別した対象との関係性をどうすれば最もよい形で昇華できるのか必死に考えるという貴重な経験をするのだと思います。

また、あるすさんのお話は非常に貴重ですね。お話の内容はとてもつらいものですが、実際にありえることだと思います。そういう形でしか生き物と接することができないという状況をつくってしまっている社会環境に問題があるのでしょうね。ひいては私たち獣医師や伴侶動物医療に携わる者、そして伴侶動物との暮らしの経験者の皆様も社会の一員としての伴侶動物に関してや、人間以外の生き物全般、ひいては自然環境についてのあるべき姿を正しく伝えよう! という気持ちがなくてはならないのだと感じます。

sykblue-yukoさんやshimokitaさんが体験した、共に歓び、予測のつかない事にも喜んだり、悲しんだり、怒ったりしつつも生活をシェアすることのできる存在であること、同じ赤い血液が流れ同じように心臓が動いているということをもっともっと伝えていきたいと思いますね。

柴内晶子

柴内晶子

獣医師 赤坂動物病院副院長

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