
多様な価値観を認められなかった(りんべる・イギリス・パートナー有)
私は、10代のころの方が考え方が固かったような気がします。新聞やテレビで報道される情報をうのみにしていたり、自分の経験から得た物差しで物事を判断していたように思います。意見の合わない友人に、きつい言葉でかみ付いてしまったり……。その後、いろいろな人々と出会うチャンスがあり、人生は自分の判断力を超えたレベルで物事が決まることも多いことなどに気づき、ゆったりとした気持ちになり、多様な価値観も認めていけるようになりました。やはり、外国で5年近く生活するチャンスに恵まれたことも、こうした考え方に大きく影響しました。
怖いもの知らずだった(stardust)
10代のころは、痛い目にあっても転んでも、立ち上がって前に進んでいた。要するに、「怖いもの知らず」だったと思う。30代のいまの私は、痛い目に遭わないように、逃げてばかりいる。利口になったといえば聞こえはいいが、ちょっとそれは違うと思う。弱くなったんだと思う。折り合いを付けて、あきらめなくてはならないことが多くなったからかな。10代のころの情熱と、パワーを取り戻したい。
感情の種類が少なかった(nanachann・パートナー有・40歳)
はい、笑えるほどに青かったです。喜怒哀楽が激しく、きっと一目で怒っているのか嬉しいのかがわかったんでしょうね。瞬間湯沸し器と同様、腹の立つことがあればすぐにスイッチオン! ほかには、感情の種類がいまよりも少なかったように思います。たとえば、「楽しい」の中にもいまの方がいろいろなレベル、種類があるような気がします。感情も年齢と共に豊かになるのでしょうか。
できなかった、経験からの学習と人への感謝(由宇湖・32歳)
真っ青でしたねえ。幼少時からの家族の不和や暴力によるPTSDなどを克服できず、精神状態が不安定なまま社会に飛び出して、とがって誰かのせいにばかりして生きてました。だから、わかった風な口ばかり聞いて、中身はなく、かわいげのないひどいガキでした。自分では精一杯だったのでしょうが、いま思うと笑ってしまいます。せっかくのよい経験も、吸収できなかった。それが大事な経験だと、気が付きもしませんでした。人に感謝する心も持っていませんでしたね。
人の顔色を気にしていた(petit・広島・パートナー無・31歳)
いろんなことに自信もなく、自分の考えもうまく人に伝えられず、人の顔色とかを気にしていた10代だったと思う。いまは、人がなんと言おうが、自分がこうだと思えば人と違っていてもあまり気にならなくなったし、順序立てて物事を考えられるようになり、自己分析もできるようになった。少しは成長したかな?