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サーベイ

2003/5/19(月) - 2003/5/23(金)
3日め

テーマ裁判員制度で司法との距離は縮まる?

今日のポイント

自白調書ではなく公判での証言が中心になる可能性

投票結果 現在の投票結果 y52 n48 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
窪木登志子
窪木登志子 弁護士

20日午後3時現在で、「裁判員制度で司法との距離が縮まる? 」に、Yesの方、55%、Noの方、45%。拮抗していますねぇ。

導入推進者の目的としては、縮まるようにしたいということですが、本当にそう……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

司法制度の理解を深め、意義ある議論を(mmmotoko・東京・パートナー有・37歳)

裁判員制度は、導入すべきだと思います。最終判決までの裁判制度・過程への意見、極刑に対する考え方など、いろいろな意見を持っています。が、司法に対する理解不足から無責任な意見が多いように思われます。立場が変わっても同じ意見を主張し続けることができるかというと、自信がありません。これでは、公平な審判はできません。制度の導入により、考える、学ぶ機会を得ることが大切です。ひいては、司法制度の改革につながっていくのではないでしょうか。司法についての素人が判決を下すというのは、非常に大きな問題があると考えますが、素人の意見を参考意見として取り入れられていくべきだと思います。アメリカの陪審員制度のように裁判員制度が機能するには、まだまだ時間を要しますが、肝心なのは、われわれがもう少し、司法制度の理解を深め、意義ある議論をできるようになることだと思います。

「定着させる」ことが重要(キョマリン)

どんな制度でもそうですが、「定着させる」ことが重要だと思います。制度をつくるだけでなく、それを機能させ、浸透させるためには、国の努力、そして裁判官の理解がこれまで以上に必要となってくるでしょう。個人的には、裁判員制度の導入により国民と司法との距離が縮まることを期待しています。

遺族の気持ちに配慮した判決ができる?(はるたいママ)

どの程度裁判員というのが判決に携われるのかわかりませんが、おそらく、今よりも被害者、または遺族の気持ちに少しは配慮された判決が出るのではないか、と思います。また、どのように重い犯罪であったとしても、判例からだけの判断で死刑にしてならないと思います。というのも、どの程度悪質かということで問われるといい、と思っていましたので。 過失致死だと最高刑が軽い、というのも、昨今見直されてはいますが、ケースごとにその悪質度を判断できるようにすれば、より人の心情に沿った司法ができると思います。

NO

司法とわたしたちの間の架け橋に(Gengo)

裁判員制度が近い将来日本に導入されることを聞いてとても驚きました。この制度が導入されることにより、一般市民が裁判に参加するのだから、司法との距離は縮まるように思えます。しかし、本当に距離が縮まるのか疑問が残ります。司法に携わる弁護士または裁判官の中に、市民が入っていけるのでしょうか? 周りの人たちと同じ意見を持っていることに安心感を持つ日本人の国民性に、この制度をうまく浸透させることができるのでしょうか? 司法との距離が縮まるのではなく、司法との間に架け橋ができ、一般市民も渡ることができるような状態であると思います。

裁判員が災難に遭う可能性もあるのでは(ろくはる)

制度としては興味深いものだと思います。しかし、こういう考え方はいけないことなのだと思いますが、一般の人はそういう犯罪に「かかわりたくない」というのが正直なところではないでしょうか。仕事などの都合や被疑者の関係者とのその後の関係(暴力団やカルト教団系事件の場合)を考えると、それこそ裁判員に選ばれること自体が「災難」に遭うという位置付けになってしまうような気がします。日本の政府は何をやっても後手に回ってしまう現状を見ていても、裁判員に被害が及んでからその対応を考えるのではないか、そんな気がしています。

公正に人を裁くことなどできない(okochi)

アメリカの陪審員制度についての問題が書かれている書籍をつい最近読みました。『アメリカ人はバカなのか』(小林至著、ISBN:4-344-40340-1)。また、かなり昔の時代の出来事をテーマにしていますが、アカデミー賞を取った『シカゴ』でも、この陪審員の問題が扱われていますが、アメリカでも公正というわけではないようです。この制度が日本に導入されても、アメリカ同様公正に人を裁くなどということは絶対にできないでしょう。一番の理由を挙げるならば、日本人は人に影響されやすいです。特にメディアに毒されていてマイクを向けるとコメンテーターと同じような意見しかみんな言いません。他人の意見が自分の意見にいつの間にかなってしまっているケースですね。文章ではさまざまな意見が冷静に書くことができても発言する場において、一般市民が、本当に他人(有力者)の意見に耳をふさいでその事実の元に裁く能力があるかどうかは疑問です。

プリゼン上手の弁護士に騙される(さやたん)

アメリカで裁判を見た印象からすると、弁護士がいかにプリゼンテーションがうまいかということに騙されてしまう。ああいうのでは司法との距離が縮まるとは思えない。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

裁判員が危害を加えられる恐れがある事件は除くという案も

20日午後3時現在で、「裁判員制度で司法との距離が縮まる? 」に、Yesの方、55%、Noの方、45%。拮抗していますねぇ。

導入推進者の目的としては、縮まるようにしたいということですが、本当にそうなるのだろうか? というご意見がかなりありますね。

「日本では周りと同じ意見であることに安心し同調するのに、裁判官と違う意見を言えるのだろうか」(Gengoさん、okochiさん)。そうですね。ただ、導入推進者は、「疑問を伝えるだけでも、今よりいいはずだ」と考えているようです。せめて疑問を言えるようにする対策の一つとして、裁判員の数を裁判官の3倍程度にするという案も出ています。

裁判員が必要な事件は、重大事件に限る案が有力ですが、「暴力団やカルト系事件の裁判員に選任されたために災難に遭わないか」(ろくはるさん)。正当なご心配であり、対象事件から裁判員が脅迫や危害を加えられる恐れがある事件は除くという案が出ています。
「プリゼン上手の弁護士に騙されるだけで、司法との距離は縮まらない」(さやたん)。たしかに、フットボールのスーパースターだったO・J・シンプソンが妻を殺した容疑で起訴された刑事事件で無罪となったときは、黒人の人種問題と絡めて陪審にアピールした弁護士の訴訟戦略の勝利に過ぎないと言われました(ちなみに民事では賠償責任肯定)。刑事事件に政治性が持ち込まれることがあることを、社会にとって広い意味で前進だと肯定的に考えるか、当該事件の真実がないがしろにされたと見るか、難しい問題です。

ところで、裁判員制度の導入は、現在の刑事手続きの実務に変更を求めます。たとえば、日本では捜査機関が取った自白調書中心に認定がされていますが、裁判員の前での、つまり、公判での証言による認定が中心となる可能性があります。公判の日数は、アメリカの陪審で大半は3日以内であり、戦前の日本でもほとんど2日未満で集中的になされていました。とすると、被告人側の事前準備も必要であり、保釈制度の活用、検察官の手持証拠の事前開示の活用などが、求められてきます。

こうした制度が定着してこそ(キョマリンさん)、司法との距離が縮まるのでしょうね。そして、(mmmotokoさんの言われる)教育の機会も期待できるのでしょうね。そして、裁判員を含めた裁判所の判断に、一般の人が、(はるたいママさんの言われる)われわれの心情が反映されているのだと理解してくれるのかもしれませんね。

明日は、Yesの方、Noの方、がそんな割合になり、どのようなご意見をくださるか、楽しみにしております。

窪木登志子

窪木登志子

弁護士

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