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2002/4/22(月) - 2002/4/26(金)
5日め

テーマ今の少年法には、問題があると思う。

今日のポイント

少年に必要なのは厳罰? それとも徹底した矯正?

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凡例
キャスター
志賀こず江
志賀こず江 弁護士

痛ましい事件をなくすためにどうするか。それを考えなければなりません。

少年事件と言えば、いろいろな事件が思い浮かびますが、とくに最近高等裁判所での二審判決があった山口県光市の事件は、本当に痛ましいも……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

わかっていて犯罪を犯す場合もあるかも(tutty)

青少年向けの週刊誌など読んでいると時々、「つかまっても未成年だからたいした罰は受けない」というようなセリフがあり、とても気になります。少年犯罪を助長しているのではないかと思うのです。未成年者とはいえ、悪いことだと承知の上で罪を犯すのであれば、それは保護するに値しないことだと思うのですが。刑の軽さについて、こういった表現をされてしまうということは、やはり問題だと思います。

家庭と学校の役割(saji)

処罰を重くしても犯罪は減らないと思います。人の痛みがわからないから犯罪を犯すのであって、そういう人には体験したことのない処罰の痛みもわからないでしょう。犯罪を減らすために必要なのは、やはり学校での教育・家庭でのしつけだと思います。わたしが小学生・中学生の頃、教室ではいじめもありました。教師による体罰も校内暴力もありました。そんな中でも先生と生徒がきちんと話し合える場もあったし、家庭と学校とのつながりもきちんとしていました。今起きている凶悪事件や奇妙な事件の報道において、学校や親が驚くほど自分たちの責任を回避しているように見えます。学校の集団生活の中での「人との関わり」を学ぶ場と、家庭での人間としての基本的なしつけの場、この両方があって初めて社会の中で生きていけるような人格が形成されるのではないかと思います。

古すぎる法律(さくら子・神奈川・既婚・50代)

18歳って少年でしょうか?現在の少年法の内容では、守られる年齢が高すぎると思いますし、犯罪の内容によって刑が確定してもよいと思います。法治国家なのですから、いくら少年犯罪でも、被害者の心情が反映する法律が必要だと思います。

被害者は社会で救済を(ブルー)

厳罰に処しても少年犯罪が減るとは思いません。非行少年と接する機会がありますが、わたしの経験では、いつかは逮捕されることはわかっていたけれど止められなかった、という少年が多いです。仲間との協調性を重視するため、よく考えずもせずに仲間と一緒になって非行を行ってしまうという幼さ、周囲に少年と真剣に向き合ってくれる人がいなかった、今までろくなしつけを受けてこなかったため、社会適応能力を欠いたまま成長してしまった、心に隙が生じたときに非行にはまってしまった等、いろいろな要因が重なった末に非行は起きるものだと思います。少年犯罪の原因を考えずして、厳罰ばかりを叫んでも仕方ないと思います。また、被害者保護の観点から厳罰が叫ばれることもあるかと思いますが、少年を厳罰に処したところで被害者が救われるとは思いません。被害者は、社会全体で救済しなければならないものなのではないでしょうか?

納得いかない!(marine722・山口・未婚・29歳)

山口県光市の母子殺人事件は、本当に痛ましく、納得のいかない判決に終わった事件でした。「自分の力では、(亡くなった奥様やお子さんに)何もしてやれなかった」と自分を責めていた旦那さんの気持ち、その姿に、犯人に対する憎悪を同じく感じずにはいられませんでした。少年といえど、成人と同じように人殺しはできるのです。少年と成人で境界線を引くのはおかしいですよね。犯人は法律で守られて、被害者は法律で守られていないのも、おかしな話ですよね。少なくとも、少年法って、被害にあった人ではなく、罪をおかした少年を守るための法律だということは間違いありません。「法律って、誰を守るためにあるんだ! 」って、思わずにはいられません。急増する少年犯罪。これを本当に食い止めるための法律に、ぜひとも変えてほしいと思います。

人を殺したら死刑(職業指導官・大阪・既婚・36歳)

死刑そのものも賛否両論ありますが、とりあえずわが国では極刑として存続しているのですから、人殺しは死刑、ということでいいのではないかと思います。その中で、情状酌量の余地ありの部分を裁判で争うというのはどうでしょうか。大人のことだけではなく、未成年も然り。人を殺せること自体が、既に大人と同じなのです。もし、更正させるというのであれば、一生施設に入れて出さない、というのはどうでしょうか。今の若者は、かけがえのない命、という観念論ではなく、報復的な罰を与えないと歯止めが利きそうにありませんから。

罪の重さを理解させるまでにいたっていない(rizucherry)

犯した罪の内容ではなく、年齢で判断しているところが、まずおかしいと思う。人として、してよいこと・そうでないことを認識させることから、罪の償いもきちんとさせなくてはと思う。亡くなった方、家族への配慮もまったく感じられない。こんな中途半端なやり方で、罪を犯した者が安易にやり直しができるものか疑問だ。

善良な市民が一番リスクを負うの?(tomoko)

山口県光市の事件の報道を見ていて、今の法律は本当に被害者の立場を考えていないと思います。法学部出身の友人たちはみな口を揃えて「法律は、犯罪者を懲らしめるために作られたものではない」「被害者やその周りの人間が、加害者に対して重罰を望むという考え方こそが危険な発想」「裁判は前例を元に判決を出す」と言います。確かに、法学の教育としては正しいかもしれません。でも「自分は法律に守られているんだ」という安心感を加害者に与えているのではないでしょうか?そして、わたしたち、なんの罪もない善良な市民が常にリスクを負わないといけないのですか?

少年法はたしかにオカシイと思うけど(そよっち)

以前、「死刑執行人の苦悩」という本を読んだことがあります。もう内容はうろ覚えですけど、それを執行した当日には「何とか手当て」なるものが出て、家で待っている子どもたちはお父さんの仕事の内容がよくわからずに、ただ単に「お給料が出たんだー、わーい! 」ってな感じで喜ぶらしいのですが、その子どもたちの姿を見る執行人の辛い気持ちについて淡々と書かれていた文章がとても印象的でした。かたや、何も考えずに簡単に人殺しをしてしまう子どもたち、かたや、仕事とはいえ人を殺さなければいけない人たち。厳しい刑を、というよりも「自分の思い通りにならないことが世の中には多いのだから、それをいちいち気に入らないからといって殺したりしていてはいけないのだ」と教えられるような、極限状態のような場所で生活させてみる、なんてちょっと突飛な形での軌道修正のような方が刑罰としてはいいのではないかと思います。個人的には「生きて地獄を体験させた方がいいんじゃないかな?」ってな感じなんですけど。

少年法なんて要らない(tarepanda・愛知・既婚・30代)

少年だから、犯行当時心身に正常な判断能力がなかったから……、そんな理由で、どれだけの犯罪被害者およびその家族は涙をのんできたことでしょうか。「悪いことをしたら罰せられる」このことに何故酌量の余地があるのか、それを知りたいです。「更正」とは何のためにあるのか、それは本当に必要な考え方なのか、もっと議論されるべきなのではないでしょうか?性犯罪などでも、殺されなくても、同等の苦しみを背負って、被害者は生きていくのに、犯罪者は「子どもだったから」なんて理由で実名すら公表されず、守られる……そんなの絶対納得いきません。

親にも処罰を(himetaro・既婚・41歳)

日本の再犯率は50%台と聞いたことがあります。海外の例は知らないのでなんとも言えないのですが、半数しか更正できないというのは、平和に暮らしたい一市民のわたしにはコワイ数字です。極刑のぜひが問われることが多いのですが、たとえば、なんの罪もなく無残に命を奪い取られた被害者の無念さを考えたら、むやみに反対を唱えるのもいかがなものかなという気がします。未成年だからと情状酌量するような少年法は、もはや不要だと思います。未成年が起こした罪ならば親の監督不行き届きで親も同罪というくらいにしなければ、少年犯罪を未然に防ぐことも難しいと思います。少年犯罪の多くは親の過度の放任と親も手をこまねいているほどの「ワル」という場合が多いように思うからです。

OTHERS

少年法というよりも(ホットレモネード)

裁判の進め方にはたしかに問題があると思います。家庭裁判所で、一回きりの判断で決定してしまうのは、やはりどうかなと思います。後の裁判でまったく違う判断が出てしまってもどうすることもできないなんて、誰から見ても腑に落ちません。でも、少年法がいくら厳しくなっても、恐らく(残念なことに)少年犯罪は無くならないように思います。法の規制よりも、もっと大人がモラルを守るとか、社会がいろんな価値観を認めるとか、そんな地道なことの積み重ね以外、犯罪は無くならないように思います。忘れてならないのは、被害者の救済だと思います。こちらの方が早急に考えなくてはならないと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

痛ましい事件をなくすためにどうするか。

痛ましい事件をなくすためにどうするか。それを考えなければなりません。
少年事件と言えば、いろいろな事件が思い浮かびますが、とくに最近高等裁判所での二審判決があった山口県光市の事件は、本当に痛ましいものです。この事件の報道を見聞きしていると、改めて少年法や少年事件について考えさせられることがたくさん出てきます。

命の大切さ、人間の尊厳などと簡単に言葉では言えますが、それをどうやって教え、どのように自覚させるかという問題は、永遠の課題です。犯罪が起こってしまった後をどう処理しようと、失われた命は決して戻ってくることはないのですから、せめて、将来的に痛ましい犯罪は少しでも減らす手立てを考えなければなりません。少年の処分を成人にいくら近づけたからといって、それで少年犯罪が減るとは思いません。やはり、犯罪が発生する前の教育、発生してしまった後の更正策などが充実しない限り、今後も痛ましい事件は続発するでしょう。

少年法といういささか重いテーマでしたが、みなさんが真剣に考えてくださっていることがわかって、弁護士としては大変心強い思いです。これからも、ぜひ、関心をもっていろいろな事件報道に接してください。

志賀こず江

志賀こず江

弁護士

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