

英語方言の味わい(ametora)
去年、ハーパー・リーの『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』を原書で読みました。米国南部アラバマ州が舞台の小説でしたが、独特の南部言葉(""think""の代わりに""reckon""という)などが、原書だと奥行きをもって味わえ、おもしろさが倍増しました。その後、邦訳でも読みましたが、上手な翻訳でもやっぱり英語で読んだ時の味わいを再現することは無理でした。「原書でなければ出せない味わい」というのは、苦労しても読むだけの価値はあると思います。
いつか原語で味わってみたい……(みらくるみるく・22歳)
小6の頃、C・S・ルイスの『ナルニア国物語』に夢中になりました。何度も何度も読んで、原語で読んでみたくなって中学に入った頃、原書をペイパーバックですけど7冊そろえました。いつか原語で味わえることを夢見て……。瀬田貞二氏の名訳で覚えてしまうほど読んだ好きな場面を時々めくってみたりしていました。その頃の英語力ではとてもじゃないですけど、読み通すのは無理。忙しさの中でいつしか手にとることがなくなっていますが、今ならがんばれば7冊通読も夢じゃないかもなとこのテーマを見て思いました。今でも、わたしの心の片隅には、常にナルニア国があり、魅力的な登場人物たちが生きていますから……。
映画を観てから(donald)
今まで数々のペイパーバックに挑戦したものの、ことごとく挫折。でもそんなわたしが唯一読破したのが「MIB(メンインブラック)」。映画を観ていたのでストーリーはわかっているし、難しい言い回しや単語もないのでとっつきやすくて、一気に読めてしまいました。わたしの場合は、飽きっぽいので辞書を何度も何度も引かなくてはならないものや、ストーリーそのものに興味がもてないものはダメなようです。その点、映画で観たものなら取り組みやすいと思います。
原書はやっぱりいい!(ストック)
海外生活が長いので、幸い、原書で楽しめる程度の英語力にはなりました。楽に読めるようになると、やはり原書を読むよさがわかります。翻訳者によって訳し方のセンスや色がついてしまうのは避けられないことなので。
女探偵の威勢の良い台詞に惹かれて(tonhh)
サラ・パレツキーの大ファンです。もちろん、孤高の女性探偵ウォーショースキーが大好きで、彼女の、けっして媚びない姿勢は、時に悲しいまでに凛として素敵です。そして、その時々の彼女の台詞。一体英語ではどう言ってるの?ととても気になり、ペイパーバックを買いました。その言葉、実生活でも応用してみようと思ったけど、そんな度胸はなかったかな(苦笑)。
ほんとに読みたかったので(巽・大阪・未婚・41歳)
これまでに読了したのは2冊だけ、あるドキュメンタリーとクイズの本(笑)。読書の楽しみを得るには翻訳本の方がそりゃいいですよ。読み切ったのは、まだ翻訳が出てなくて本当にそれを読みたかったからですが、予想した通り読み終えた頃翻訳が出てました。でも、おかげで翻訳だけ読んでたら知りえなかった単語や用法がわかりました。それって、翻訳を読む時にも「これはあの単語の訳だな。するとこの言葉はこういう状況で使うのか」などと、さらに深くわかって読めるようになるんです。
読了したことはありません(misamin・神奈川・既婚・30歳)
短大時代にヘミングウェイを勉強した際に、半ば強制的に読まされたのをきっかけに、5冊くらいは手にとって、試みようと最初は辞書を傍らに置いて張り切ったものでしたが、いつも途中で挫折。OL時代、これならばとピーターラビットを揃えました……が、全シリーズはまだ読んでません。調べていくうちに面倒くさくなって、訳を読んでいるという有様……なのです。ただいま、『赤毛のアン』の原文をプリントアウトまでは終了しています。本当に、原書で読めたら! とは思うのです。これは、洋楽を聴くという行為にも通じるとは思うのですが。
英語の勉強か?文学を楽しむか?(ドミちゃん)
シドニー・シェルダンは英語の勉強を兼ねて数冊読みました。さやたんさんがおっしゃるように感動はないけれど、プロットメーキングがうまい作家なのでどんどん読み進んでいけました。英語の勉強にもよい文章ですし。原語で表現されるから伝わる雰囲気というのも好きです。でも、まだ余韻の残るような小説は原語で読んだことはありません。そろそろトライしてみようと思っています。
スティーヴン・キング(職業指導官・大阪・既婚・37歳)
スティーヴン・キングは大好きで、翻訳であらかた読んでいます。でも、原書で読むと、やはり独特の文章に引き込まれます。ちなみに、たいして英語力はないわたし。好きなこと、興味のあることなら、がんばって読めるものですよ、とりあえず高卒程度でも。

翻訳が出ているものをわざわざ原書で読む気はしない!?(ジョゼフィーヌ)
たとえばルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』なんかとくに、独特の言葉遊びのような箇所が多いので、たぶん原書で理解しないと本当のおもしろさはわからないんだろうなーと思うことは確かにあります。ただ、読書に費やすことのできる時間とエネルギーの少なさを考えると、翻訳が出ているものをわざわざ原書で読む気はしない、というのが本音かな?それと、翻訳物には訳者のセンスを楽しむという一面もありますよね。マンディアルグやバタイユなどの暗黒系には絶対、生田耕作の訳じゃないとだめとか、サガンは絶対、朝吹登美子さんじゃないとねーとか。語学に通じているというより、その作家の世界観?みたいなものをより深く理解している人の翻訳なら、たとえ翻訳でも信頼が置ける気がします。どうしても読みたいんだけど、まだ日本では翻訳が出ていないという作品があれば辞書と首っぴきで原書で読むことも将来ないことはないと思うんだけど……。

読んでみようかな(emichan・兵庫・既婚・50代)
サーベイのテーマを見て、書棚から取り出しました『Ordinary People』。20年以上も前に観て、いまだにわが生涯ベストワンといっていいほど感動した映画『普通の人々』のペイパーバックです。ただでさえ悪い紙質に変色が加わっていますが、開きグセがついていないところをみると、始めの2、3ページであきらめたんでしょう。今だったらわからない単語があってもキーワード以外は読み飛ばす図々しさが身に付いていますから、これを機会に読んでみようかな。
名作は何語で読んでもイイ!(Uka)
何度もチャレンジしては挫折してるので、いきなり原書はあきらめて、英語教材の『Graded Readers』から読み始めています。そのなかでレイモンド・チャンドラーを初めて読んだのですが、とてもおもしろく、つい日本語の翻訳も買ってしまいました。たった600語程度の簡単な単語しか使っていない本でも、プロットがおもしろければ、その良さは十分わかるなあと思いました。おもしろい、好きなものを読む、というのがやっぱり基本ですね。翻訳ももちろんいいけれど、いろいろな言語で読む楽しさって、あるなあとも思いました。とりあえず子どもの頃に読んだ名作を、原作で読むのが目標。一番読みたいのはやっぱり『赤毛のアン』シリーズです。

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