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2002/5/13(月) - 2002/5/17(金)
5日め

テーマモノを捨てるのは悪いこと?

今日のポイント

右肩上がりの経済成長はもういらない。

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凡例
キャスター
辰巳渚
辰巳渚 マーケティングプランナー

わたしは今、「フローライフ」という生き方を提案しようとしています。「フロー」という言葉を聞いたことがありますか? 「フロー」とは「ストック」という言葉と対になって使われる経済学の用語です。「ストック」……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

捨てるのはエゴ(mopet)

わたしはやっぱり「捨てる」ことに抵抗があります。部屋が片づかないからって引っ越しの度に大掃除の度に、みんながみんな捨てたらどうなると思いますか?ある人が家電リサイクル法が施行される直前に、リサイクルショップの前に旧型のテレビを置いて帰った人がいました。やり方は荒っぽいですが、まだその人は良心的です。だってリサイクルを考えているのですから。でも一部の不届き者は人里離れた山奥に不法投棄です。絶対許せません。「捨てないで住む暮らし」賛成です。消費者が、物を買う時にどれだけ吟味し最後まで責任を持って使いこなせるか?が重要だと思います。つまり古くなってからのリサイクル方法、処理の方法を考え理解した上で買い物をすることが、これから先の買い物の形だと思うのです。環境を破壊してきた人間のおごりとエゴによって、物余りの平和ボケ日本人になってしまいました。また生産者にも製造物責任があるのですから、リサイクルできない有害物質を極力生産しないという高い意識を生産者も消費者も持つべきです。無責任にいらなくなったから捨てればいいなんてエゴ以外の何者でもありません。

もったいないけど捨てます(saji)

物を捨てるのは善か悪か、捨てる物にもよると思いますが、わたしの場合どちらかというと悪だと思います。捨てるほとんどの物が「イラナイ物」=無駄な物だからです。もちろん、きちんと使って消耗して使えなくなったから捨てる、そういう物もありますが、そういう物を捨てる時には後ろめたさは感じませんし、もったいないとも思いません。でも無駄な物に囲まれて生活するのも嫌なので、もったいないなーと思いながらモノを捨てる時、わたしの頭の中ではマドンナの「マテリアルガール」がBGMとして流れます。

NO

同じ捨てるにしても……(Schakra)

捨てることは悪いこととは思いません。ただしこれは、今あるモノを整理し、いらないモノを捨て、今後、自分にとって無駄なモノは一切買わないための第一歩としてのことです。世の中には100円ショップが氾濫しており、気軽にモノが購入できます。でも、逆に「100円だったから」と、必要でなくなったら気軽に捨てられてしまいます。このような捨て方にはもちろん反対です。モノが多すぎると思ったら、すべて自分の手で引越しをしてみるといいと思います。あまりのモノの多さにうんざりし、その後、自然に購買を控えるようになるのではないでしょうか。少なくともわたしはそうでした。必要なモノ以外は、「消えモノ」しか買わない。これで貯金も結構できますよ。

日本小売の過剰包装絶滅推進!(ゆっぺ・既婚・34歳)

わたしは、バンバン捨てます。理由は、整理がつかない。そして必要がないから。よく、包装紙やパッケージをとっておく人がいますがわたしは使う用途がないので、捨てます。紙袋など使う用途がある物は取っておきますが。わたしは外国製品のメーカーの日本法人に勤務しているのですが、日本人のモノを買う基準に、パッケージの美しさという点もあるようです。諸外国で流通しているままのパッケージでは売れない商品もあります。「もったいないから捨てられない」というのは、日本人の好む過剰包装からきていることもあるのでは?過剰包装全滅運動したいです。ホント。

OTHERS

いろいろ学習して(malva・奈良・既婚・56歳)

3年前の大整理から、モノを買う時にはよくよく吟味するようになりました。捨てる時のことも考えて。デフレの今、消費者も本当に必要な物しか買わない。必要な物、こだわりのある物は少々高くても買う。当然大切に使いますよね。まともな消費行動になったのかも?生産者も消費者の意識の変化についていくことができなければ退場もやむなし。成熟した消費者がこれからのあるべき消費社会をリードしていくのではないでしょうか?

呪縛(めぐ・東京・未婚・39歳)

もったいないという気持ちと、取っておいてももう使わないから捨てようという気持ちの間でいつも揺れます。でも、もう溜めておくには限界という時が来たら、さっぱりした気分で捨てます。人は、「いつか使うかもしれない」という呪縛からはなかなか逃れられないものだと思います。

シンプルイズベスト(doublemoon・東京・独身・38歳)

約8年間に3回引越しをしました。そのたびたくさんの物を捨ててきました。独身から結婚、出産、離婚と経てきて、その時必要な物も、要らなくなってしまった物も、そりゃあもうさまざまです。子どもの玩具なんかは成長に合わせた物を与えるのが大事で、年齢に合わない物を買っても楽しめない物も多いですよね。自分にとって一番もったいないのは洋服かな。体型がものすごく変わって気に入ってたのに着れなくなってしまった、けど捨てられない。このあいだ、思いきって痩せてた頃の服をようやく捨てた矢先、職場の異動があってストレスから体重が激減。太り続けて焦って買い足した服が無駄になり、かといってジャストサイズの服はすでになく……。どうしても必要に迫られれば物が増えるのは必然。買う物を吟味することは当然。捨てる時こそ、本当に捨てて良いのか、無駄じゃないのか、また使えないのか、よくよく考えた方が良いと実感しているわたしです。捨てるのはいつでもできる。でも捨ててしまったら、ゴミが増えるだけ。地球環境にも良くないし、ゴミ処理代も税金使うことだしね。

モノを大事にするには……(みちま)

最近、日本に来て間もない英会話の先生(アメリカ人)が粗大ゴミの日の夜中に「宝探し」をした話を聞いて、日本はこのままでいいのか、なんて考えてしまいました。彼は、使えるものは修理してとことん使うのですね。拾ったこたつはハンズで足の部分を付け替えて立派なテーブルに変身したそうです。大きな食器棚もあり、非常に楽しかったと。それを聞いて、やはり日本人は使えなくなるとすぐ捨ててしまう豊かな(?)人種なんだろうか、と複雑になってしまいました。もっともっとリサイクルに力を入れてもよいのでは?

捨てない暮らし(himetaro)

このテーマ、イマドキなんだろうな、と思いました。わたしの親世代は、何でももったいないと溜め込んで古着だけで一部屋いっぱいなんてことがあります。わたしは「不用になった物は捨てる」主義なので、ぱっぱと捨ててしまい、あとで「あれはとっておけばよかった」なんてこともあったんですが、最近は捨てないですむ暮らしをしたいと考えています。世の中には無駄な物が多すぎます。なくても一向に構わない物がマーケティング、CM戦略に乗せられて売られています。その多くはすぐにゴミとなってしまう。しかも燃やすと有害物質を出したりする物も多い。なので、買う前に本当に自分にとって必要な物かどうか、考えることにしました。ゴミになってしまう物を買うのは、お金も「もったいない」ですからね。単に消費を刺激して景気を回復しようとする企業理念には残念ながら賛同できません。別にわたしはエコ論者ではないけど、もっと一人ひとりが捨てないですむ暮らし方を考えてもいいのではないかと思います。

情緒的になっちゃって(巽・大阪・未婚・41歳)

袖がヨレヨレになったけど他の部分はしっかりしてるしなあ。結婚式の引き出物でいただいたコレ、新品同然なんだけど……。死んだばあちゃんが編んでくれたベスト、どの服にも合わせようがないよ。高校生の時描いたイラスト、しまったなぁ大学入る時捨てりゃよかったよ、20年以上たったら捨てらんないよ。鼈甲のブローチなんか趣味に合わないけどいま作れないんだよね。引越し祝いでもらったのれん、ウチ、のれんかけるほどスペースないのよ。フリマでも売れないような物ばかり。思い出もあるし、モノを粗末にすると百鬼夜行になりそうだし。といったわけで、処分できるような物はとっくに処分し、それでも残った物が少ない収納をふさいでいます。

理性と感情の狭間(ごまちゃん・神奈川・既婚)

不要な物を捨ててスッキリした空間で生活したほうがいい、って頭ではわかっているんですが、結構捨てられない性質です。家賃から換算すれば「使わない品物で占領されたスペースこそもったいない、無駄遣いのはずだーっ」と。洋服だって「今時擦り切れるまで着たりしないんだから、思い切って捨てればいい」とわかっていても、なぜか踏ん切りつかず。あー悩ましい。

すべてに寿命が(miyabi・兵庫・未婚・27歳)

生き物に寿命があるように、モノにも寿命があると思います。これだけ使えばそのモノの役割は十分、ということがあるでしょう。すべての人が何も捨てなくなってしまうと、需要が止まり、物流も止まってしまいます。ただ、むやみに新しいモノ好きでどんどん更新していきすぎると、モノの価値が見失われてしまうと思うので、入手する時点でこれでいいのか、という再確認が必要になってくると思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

フローライフのすすめ

わたしは今、「フローライフ」という生き方を提案しようとしています。「フロー」という言葉を聞いたことがありますか? 「フロー」とは「ストック」という言葉と対になって使われる経済学の用語です。「ストック」とは長い間持っている資産のこと、「フロー」とは資産を使って一定期間に新しく作り出される資産のこと、と捉えていただければいいでしょう。企業の資本金や設備は「ストック」、設備を使って新しく作った製品は「フロー」です。要するに、経済学では「ストック」を持っている時間の長さによって、「ストック」「フロー」と呼んで区別しているわけです。

経済学の話なんて、関係ないわ、と思わないでください。だって、この世の中のお金の動きをなんとか理論立てようとして作られたのが経済学なんですから、この世の中に生きているわたしたちと関わりがないはずはないのです。しかも、今は資本主義で自由主義経済で、という経済体制をとっていますが、この経済体制をとりはじめた近代という時代に、経済学も成立しました。つまり、大量生産大量消費の基礎には近代経済学があるわけです。

わたしたちの暮らしを支えている経済学という「思想」は、「ストック」を中心に考えられているわけですよ。「ストック」をたくさん持つほうがいい、「ストック」の量が多いほど強い、という価値観なんですから、この枠組みから逃れないかぎり、「物を捨てない暮らし」「必要なものだけ買う暮らし」はできそうもありません。

だから、「ストック」重視の発想から転換して、「フロー」重視の発想にできないかと思ったわけです。経済学で言う「フロー」ではなく、言葉どおりの意味「流れる、動かす」そして「持たない」。要するに、「フローライフ」とは、物を「ストック」することで力や幸せを得ようとする近代の価値観から逃れて、「持たない暮らし」「使いこなす幸せ(メンテナンスの価値)」で生きていこうという提案です。

「フローライフ」では、個人はフローとして生き、公の場がフローを支えるストックを蓄えます。暮らしをかたちづくる基礎的なもの――水道や通信などのインフラや、住宅、耐久消費財、生活の知恵や文化などなど――は公の場がストックする。リサイクル、リユース、リソースなどの仕組みも、「公のストック」の視点で整えていく。

個人は、公の場にストックされたものを使うために一時的に借りる。そして、持っていると幸せなもの、持っていたほうが生活が充実するようなものは、持つ。malvaさんは「必要なもの、こだわりにあるものは少々高くても買う。当然、大切に使います」、Schakraさんは「必要なモノ以外は、消えモノしか買わない」と書いてくれましたが、そういうことですよね。世の中のえらい人は、まだ「右肩上がりの経済成長」とか「不況からの脱出」と言っていますが、みなさんの意見を見ていても、わたしたちが求めているものはそんなものじゃない、と確信できました。

「フロー型」の社会の仕組みを作ることができたら、「物が欲しい」をかなえながら「物を大切にする」暮らしができるんじゃないでしょうか。「私にとって、あると幸せなもの」なら、「欲しい」と「大切にする」は両立しますよね。

物と深く心を通わせ、「もったいない」と思える日本人の感性が役に立つのは、近代的な「ストック型の時代」ではなく、新しい「フロー型の時代」なのではないでしょうか。近代的な物質主義ではダブルバインドに苦しむわたしたちの感性こそが、「わたしの満足」を大切に生きる時代をつくりうるのではないか、とわたしは大いに期待しています。

この「フローライフ」については、6月中旬に本を書いて紹介しています。楽しく読める本に仕上がったと思っていますので、関心がある方はぜひ読んでください。『生活設計をガラリと変えるフロー型発想のススメ』(ジャパンタイムズ)です。

辰巳渚

辰巳渚

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