
子どものころを思い出すと……(みいや・香川)
同じ年の子を持っている親として、太陽が地球の周りを回っている……というのはとてもショックでした。でも自分が子どものころを思い出すと、月が日によって形が変わり、見える場所も違い不思議でした。勉強してとっても納得したのを覚えています。子どもには小さい頃、大中小のボールを使って教えました。今でも、どうして三日月になるのかボールを使ってライトを当てて見せています。とてもわかりやすいですよ。
5歳の息子の発言(momT・神奈川・パートナー有・44歳)
息子は今5歳です。5歳だから不思議に思うことがいろいろあるようです。たとえば鏡ってどうして反対に見えるの?とか、空の上には何があるの?とかママのお腹の中にいるとき、がいこつが見えるの?とか。本当に次から次へと聞きにきます。できるだけまじめに答えています。鏡は父親に説明してもらったり……。子どもには難しすぎることでも、いつかきっと理解できるはず。まだ科学にはほど遠いかもしれませんが、どうして?と思う気持ちは大切にしたいと思っています。
体験することと体系的に学ぶこと、共に必要(siesta・神奈川・パートナー有・25歳)
先日の「国立天文台の調査結果」報道にはショックを受けました。わたし自身そういうことには自然に興味を持ちましたし、小学校で教わった気もします。授業中、表に出て「太陽はどっち、方角は……」とか、夏と冬で日の沈む方角がずれるとか。今の教育では時間にゆとりがなくて、厳しいのかもしれませんが、自分の体で体験することと、体系的に学ぶこと、どちらも必要だなと思います。だから実体験というところで、家庭に委ねられる部分が大きくなっているのは仕方ないのかもしれません。将来、自分の子どもには、一緒に空を見上げたり、たくさん自然と触れ合える機会を作ってあげたいし、その中で自然について教えていくつもりです。
お勉強というより生きる知恵を教えてます(まつげ・神奈川・パートナー有・36歳)
難しいことはわたしにもわからないので、何かのついでに豆知識的に教えています。たとえば生協の宅配に使われているドライアイスを捨てる際に、水をかけると煙が出るので面白いけれど、触ると危険だから絶対に触らないようにとか、学童の帰り道に夕日を見ながら方角を教えるとか。出かけた帰りに星がきれいに見えていたら、ついでに星座を教え、興味を持ったら本を買い与えるとか。そんな些細なことです。お勉強というよりも生きる知恵でしょうか。