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サーベイ

2001/3/19(月) - 2001/3/23(金)
4日め

テーマがん告知に賛成ですか?

今日のポイント

癌告知を受け入れるためには何が必要なのでしょうか。

投票結果 現在の投票結果 y93 n7 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
進藤奈邦子
内科医・WHO(世界保健機関) メディカルオフィサー
進藤奈邦子さんと佐々木かをりのwinwin対談はこちら

日本人はなぜ、癌告知をすんなり受け入れられないのでしょうか? 癌告知をされて、これをしっかり受け止められるひとが少ないこと、告知されたあとの患者さんの心のケアをしてくれる人も少ないことが原因だと思いま……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

精神的なよりどころが希薄だからでは?(mil・東京・32歳)

精神的なよりどころとなるものが希薄だからなのではないかと思います。日常的な「死」への向き合い方、「自分の存在」というものへの考え方、本人の意志、「神」のような信じられるもの、家族関係など、ぎりぎりの局面で支えになるようなものが希薄なのでは。もし自分や家族がそのような状況になったとしたら、わたし自身は告知してほしいけれど、父親に告知する勇気は出ない。本人が乗り越えられるか不安だという気持ちがあります。こう考えると、日常、父とこういった会話はまったくしていないのだなと気付きます。

自分の病気を理解し、残された時間を有効に(子猫・未婚・32歳)

基本的には告知に賛成です。わたしの父と祖父をガンで亡くしました。2人とも自分の病気を理解した上で、自分の治療法を選び、残された時間を有効に使って、あの世に旅立てたと思っています。もしもわたしが同じ病気にかかってしまったら、残された時間を後悔のないように、有意義に過ごせるように、告知を希望します。そのために元気なうちから「告知してね」と家族には伝えておこうと思っています。

本人から手術の了承が得られなくて手遅れに(MAPP・既婚・35歳)

基本的には賛成です。わたし自身、母をガンで亡くしています。その時は告知しなかったのですが、患部摘出手術をするににあたっては本人の了承を得ないと出来ないのが現実です。告知しなかったせいで本人にはゴネられ、なかなか了承を得られず、結局手遅れになってしまいました。もし告知していれば、本人もそれで助かるならと承知した思います。本人もうすうす感づいてきた時でさえ、シラを切り通してしまったことを謝りたいです。そのせいで、かえって母の命を縮めてしまったことを、今でも悔やんでいます。

告知を受けた患者さんが遺すことばは感動的(Kikuko・松山市・既婚・52歳)

訪問看護婦をしています。今までたくさんの方を自宅で見送ってきました。告知を受けた患者さんが、家族に遺された「ことば」は感動的です。なかでも50歳の男性が亡くなる前の日に、奥さんから「今まで生きてきた中で何が一番楽しかった?」と聞かれ、「仕事もそれなりに良かったよけど、でも君と結婚できたことが一番良かったよ」と言われたそうです。こんな「ことば」のプレゼントを残すことができるのは、告知を受けて、自分の「死」を受け止められたからだと思います。

NO

告知を受ける事で死期を早めそうな気がする(白狐・千葉・未婚・20歳)

確かに、告知して欲しいという気持ちはあります。自分の体の事なのだから、最後まで知っていたい。しかし、現に自分が癌になったときの事を考えてみると、耐えられる自信がありません。世の中には、告知を受け止められる人もいらっしゃいますが、わたしには告知を受ける事で余計に自分の死期を早める気がしてならないからです。なので、告知には反対です。

OTHERS

耐えられないのは本人?それとも家族?(Kanako・京都・29歳)

癌告知に関して話し合う際、本人よりも家族の意思が反映されてしまうのは、患者の知る権利を奪ってるのではないかと思います。「あの人には耐えられないから告知しないで下さい」と言う家族を見ていると、「決めてしまっていいのか。耐えられないのはホントは誰なのか。本人?家族?」と疑問に思います。もっと個人が尊重されるべきだと思いますが、これって日本独特の家族の文化なのでしょうか。また核家族が増え、人の「死」を知らずに育つ事が多くなっているため、死についてきちんと語ったり教える機会がなくなっているのも、告知が受け入れられない要因の一つと言えるのでは?

患者の尊厳より延命治療を優先させる医療(はらひろ・神奈川・既婚・33歳)

なぜ日本でがん告知がすんなり受け入れられないか……多くの医師の考える医療のあり方の中に、患者の尊厳より、単純な延命治療を優先させるところがあるからではないでしょうか。医師会というのは非常に古く、保守的な集団という印象があります。患者を尊重するような治療を心がけている医師は多くないと思います。家族に勇気のない場合が日本では多いから、国民性でもあるかもしれません。わたしは告知してほしい。そのときが来てからでは意思の確認、伝達は難しい問題になるので、今から家族で話し合っておく必要があると思います。

生きる・死ぬことの価値観を一致させた上で(琴祐・浦安・未婚・29歳)

離婚して2人の小学生、中学生を持つ女性が、子どもにどう自分のガンを告知していいか、本当に迷っていました。すごくすごく難しくて、単純にイエス・ノーとはいえない。生きること、死ぬこと、病気になること、なってしまったことの価値観を、病院、家族、本人等が一致させた上で決めないと。本当に難しい。生命ってなんだろう?取り返しのつかないことってなんだろう?本当にいろいろ考えます。みなさんの意見をどんどん読みたいです。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

日本人はなぜ、癌告知をすんなり受け入れられないのでしょうか? 癌告知をされて、これをしっかり受け止められるひとが少ないこと、告知されたあとの患者さんの心のケアをしてくれる人も少ないことが原因だと思います。

ある外科系のお医者さんが、自分は今後、癌を100%患者さんに告知すると決め、実行しました。すると、2年の間に3人の患者さんが寿命を待たずして自らの命を絶ってしまわれたのです。とくに会社人間で、仕事一途のサラリーマンにこのような現象がみられるといいます。普段仕事しか心のよりどころがなく、いざ自分が癌と宣告されたとき、何をたよりに、誰に心の葛藤を打ち明けたらよいのかわからず、ひとり死の恐怖と戦ううちにこのような悲しい結果になってしまったのでしょう。

欧米諸国の病院を訪れると、黒い服を着た一目で聖職者とわかる人たちが盛んに病院に出入りしています。キリスト教のボランティアが集会室に定期的にやってきて患者さんたちと賛美歌を歌っています。普段特別教会に出入りするほどのキリスト教信者でなかったひとも参加しています。また、カウンセラーが死期に近付いた人、癌の告知を受けた人の心の悩みを聞き、アドバイスをしています。

日本は、告知を受けた人を包み込める社会ではまだ到底ないのです。明日は、癌告知を受け入れるためには何が必要なのかを考えてみたいと思います。

進藤奈邦子

進藤奈邦子 プロフィール

内科医・WHO
(世界保健機関) メディカルオフィサー

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