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今週のテーマ
会議番号:2763
裁判員制度は、「冤罪の防止」に役立つと思いますか?
投票結果
15
85
74票
427票
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募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年07月06日より
2009年07月10日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
江川紹子 フリージャーナリスト
今回の議論では、多くの方が職業裁判官を「プロ」として信頼し、普通の市民より判断を間違わないと考えてい……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
プロが意図的に情報提示したら (コギ・リン・大分県・パートナー無・31歳)
裁判員に、事件の状況をわかりやすく(あるいはショックを与えないために)説明するための練習などされている場面をテレビでみたことがあります。もし、警察や検察の方が、ある人を加害者とするように意図をもって裁判員に情報を提示した場合、その意図を見抜ける視点を自分はもっていられるのか、自信がありません。そこは、プロの方々の良心に委ねなければならないだろうと思っています。
ムードをつかんで増幅 (Jerryb・東京都・パートナー有・42歳)
報道は大事件ほど感覚的な部分をつかみ、それをとりあげることで雰囲気的なものを増幅していきます。豚インフル、「誰でもよかった」殺人…… 恐怖や悪感情は煽りやすいものだと思います。私は、裁判員が「怖い、嫌だ」と思ってしまえば「疑わしきは社会から排除」ということに流れ、冤罪はなくならないのではと思います。隔離も、日本型の情動社会ではうまく働かないような気がします。物証を揃えておいて、とにかく裁判を早く終わらせるしかないのではないでしょうか。
未成年 (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
犯罪報道で気になるのは、犯罪者と被害者が未成年のとき。未成年と言う理由で、加害者は名前も顔もふせているのに、被害者は公表されるのはなにかおかしいような気がします。プライバシーの問題にもつながるとおもいますが、もうすこし考えて報道してはもらえないのでしょうか。
まずは信頼できる弁護士を (chengzhi・中国・パートナー有・33歳)
もし私が冤罪の被告になったら、まず信頼できる弁護士を探します。そして、最後まで私は信じている事、絶対にあきらめない事を家族に伝えます。そして、信じます。また、裁かれるのなら、やはり職業裁判官にお願いします。人を裁くのはそれなりの知識と思慮と覚悟と責任が必要です。人が裁くこと事態に限界がある限り、少なくともその道を進んできた人に結論を委ねたいです。
5日目の円卓会議の議論は...
興味と好奇心を!
今回の議論では、多くの方が職業裁判官を「プロ」として信頼し、普通の市民より判断を間違わないと考えていることが伺えます。
確かに、裁判官は人を裁くことを仕事にしています。経験もあります。裁判官たちには、皆さんから寄せられた信頼を励みに、冤罪防止に一層尽力して欲しいと思います。
ただ、経験が「慣れ」に結びつき、無実の訴えに十分耳を貸さずに、時々冤罪を作ってしまうことも、残念ながら事実
です。
足利事件では、14人の裁判官が真実を見逃しました。その前に、警察の捜査員も、検察官も、1審の弁護人といった、それぞれの道の「プロ」たちが、菅家さんを犯人だと信じ込んでいました。
そんな中、
最初に菅家さんの無実の声に耳を傾けたのは、1人の主婦
でした。法廷で菅家さんが「やってない」とつぶやいたことを知って、まずは手紙を出し、それから拘置所に会いに行きました。そこで、菅家さんの無実の訴えを聞き、「真実を貫いて」と励ますのです。菅家さんは、「初めて自分の言うことを信じてくれる人に会えた」と勇気づけられました。気が弱く、人から強く言われると、なかなか反論できなかった菅家さんが、はっきりと身の潔白を主張するようになったのは、それからでした。
プロが見逃し、聞き逃した真実を、刑事事件や裁判など、まったく素人の主婦が、見抜いたのです。それは、
「本当はどうなんだろう」「この人はどんな人なのかしら」という事件や被告人に対する興味や好奇心
から始まりました。興味や好奇心というと不謹慎のようにも思うかもしてませんが、真実を知りたい、という大事なエネルギー源ではないでしょうか。
裁判を傍聴していても、裁判官にはこうした興味や好奇心というのを感じません。仕事で毎日毎日人を裁いているわけですから、いちいち興味や好奇心など持っていられないのでしょうね。
裁判員は、一生に1度なるかならないか、ですから、きっと自分の担当した事件の真相を「知りたい」と興味を抱き、目の前の被告人に対して好奇心を持つのではないでしょうか。
どんな経験や知識があっても、興味や好奇心がなければ、真実を見逃すことがあります。逆に、知識なぞなくても、興味や好奇心を持って、謙虚な気持ちで事実に向かい合えば、「プロ」たちが見逃した真実に近づくことができるはずです。
私が、裁判員に期待するのは、素人ならではの興味と好奇心です。
もちろん、裁判員制度を導入したからといって、完全に冤罪が防止できるとは思いません。警察や検察、さらには弁護士やマスコミなども、問題をたくさん抱えています。
また、裁判員制度も、皆さんが心配しているように、感情的な裁判になれば、過ちも犯しそうです。これから実際にやってみると、いろんな問題が出てくるでしょう。果たして量刑まで裁判員が決めるのがいいのか、守秘義務は本当に必要かなど、議論すべき点は、実はたくさんあります。
法律では、3年後に制度の見直しをすることになっています。でも、問題が出てきたら、3年を待たずに、迅速に対応してもらいたい
、と思います。
1週間、たくさんの投稿と投票をありがとうございました。
江川紹子
フリージャーナリスト
「「犯罪にはもっと厳罰を」に賛成?」
山口県光市で、23歳の女性と生後11ヶ月の赤ちゃんが殺された事件から
「警察・検察の取り調べ、全面的な「可視化」に賛成?」
ウソの自白に追い込まれ、犯人扱いをされるケースが多発
「裁判員を引き受けてもよいですか?」
制度開始直後、「円卓会議」参加者の声は……
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