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今週のテーマ会議番号:2763
裁判員制度は、「冤罪の防止」に役立つと思いますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2009年07月06日より
2009年07月10日まで
円卓会議とは

江川紹子
プロフィール
このテーマの議長
江川紹子 フリージャーナリスト
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引き続き、裁判員制度に対しては、否定的なご意見が多いですね。 私自身も、実は今の裁判員制度には不満な……
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2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 国民・市民の責任 (モリッシー・茨城県・パートナー無・35歳)
投稿では、裁判官に全てお任せして自分は関わらずにいたい、という意見が多いように見受け、悲しいです。そもそも“なぜ裁判官に人を裁く権利があるか”というと、「プロ」だからが主ではなく、憲法に基づき私たち国民がその権利を与えているからでは? 私たちは公務員である裁判官に仕事は頼んでいますが、その仕事に関心を払ってこなかった「丸投げの発注者」だったからこそ、明らかにおかしな証拠や自白がまかり通る「冤罪」がいくつも生まれてきた。私は一般国民の責任が大きいと考えます。

yes たくさんの人の視点 (こころびと・栃木県・パートナー有・41歳)
裁判員制度の長所は、やはりいろんな立場の方が複数参加するということかと思います。もちろん裁判官という専門知識を持った方の判断というのは大切だ思いますが、その分前例や今までの判決の中での位置づけということが意識されやすく、専門家ゆえにバイアスのかかった判断がおこなわれる可能性もあると考えます。そこに、知識という意味では少ない、でもとらわれるものも少ない方たちが参加する意味が出てくるのではないでしょうか。

yes 被害者感情に配慮 (はとねこ・千葉県・パートナー無・39歳)
山口県の光市の事件などを見ていると、よくぞここまで残忍な犯罪に対し、必死に弁護する辣腕弁護士がいますが、このようなときに裁判員制度があればと思います。弁護側は、あまりにも必要以上の弁護をする傾向が日本にはあるように思います。被害者は泣き寝入りすることも多く、公平な裁判になっているとは思えず、裁判員制度の必要性はあると私は思います。

no 警察・検察側で (yucci1・東京都・パートナー有・35歳)
冤罪を防ぐために裁判以前に、取調べ室の見える化、改ざん不可の取調べ記録保持など公正な取調べに始まる、警察・検察側で正すべき捜査手法が山盛りな気がします。足利事件においては、捜査官の言葉を新聞で読みましたが「犯人は誰でもいい」「ホシが上がればいい」といったとのこと。現実とは思いたくないような無責任な発言ですが、氷山の一角で様々な事件にこういった考えが根っこにある可能性もあり非常に警察への信頼感を落としかねない話です。裁判の前にこういう問題をつぶしておく必要があると考えます。

no 人間は完璧ではないので…… (tulip・福岡県・パートナー有・37歳)
裁判官であっても、裁判員であっても、人間にはすべての真実を知る力はありませんので、冤罪は減らないと私は思います。ただし、冤罪になるパターンは変わるかもしれません。職業裁判官なら無罪にしていた事件を、裁判員が感情的に有罪にすることも考えられます。また、その逆もあり得ますね。それから、裁判に多数決の原理が入ったことに、私は恐れを抱いています。人間が人間を裁く以上、どのような制度であっても間違えはついて回ります。全員一致の意見で有罪/無罪を決めることが重要と考えます。

no なくならない冤罪 (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
私の考えでは、人間というのは過ちを犯すものです。誤解を恐れずに言えば、犯罪を犯す人のなかには、そんなつもり全然無くても、環境と条件がそろえば、犯罪者になってしまうことも。また、人を裁く立場の人も過ちを犯します。人が人と対峙すると、そこにはかならず間違いがおきるのです。どうしようもない、と言うしかないと考えます。

no 裁判員制度の方が有害だと思う (しど・大阪府・パートナー有・42歳)
法律の知識も、まして正式な人権教育を受けたこともない一般人が複数人顔を突き合わせて量刑を話し合うのです。私は、一般人ほど怖いものは居ないと思います。昨今のネット上のブログ炎上などを見ていると、正義を振りかざして人権を蹂躙する人が少なからず存在します。そして「多数の意見や思い込みに流されやすいのも、知識や経験の裏づけのない一般人」と私は考えます。そこに職業裁判官が加わるとはいえ、私は裁判員制度を導入してからの方が冤罪を生む確率が増すように危惧します。

no 最高裁判所、見学義務 (ano・東京都パートナー無・)
いまだに裁判員制度は理解できません。冤罪も含め、これから弁護士、検察は素人の裁判員対策に重点が移るのは必至です。そうすれば冤罪を含め誤審が増えるのは明らかと私は考えます。一般市民の理解はマスコミの領域しかありません。市民の声を裁判に反映させるのであれば、国民に最高裁判所の見学義務を負わせる方が、よほど効果があると思います。裁判を客観的に見れば、市民でも裁判官がおかしいかどうか、理解しやすいでしょう。その上で国民審査ができるので、裁判官も正当な判断に近づくと思います。

no 客観的判断のむずかしさ (saitomo20・埼玉県・パートナー無・46歳)
裁判員制度は、冤罪の防止には役立たないと思う。例えば私が裁判員になり、担当した裁判が被害者への同情を誘うような事件の場合、判断に感情的な要素や思い込みが入る可能性がある。それが判断を違う方向に導き、かえって冤罪を作り出す可能性があるのではないか。日ごろ仕事では、客観的に事実に当たり考えるよう努めてはいる。しかし、プロすら間違うことを素人の自分が判断できるのか。またプロの見方と異なる見解を自信を持って出すことができるのか、正直自信がない。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
もし、あなたや家族が無実の罪で逮捕されたら……
引き続き、裁判員制度に対しては、否定的なご意見が多いですね。
私自身も、実は今の裁判員制度には不満な部分があるのですが、皆さんの投稿を読んでいると、逆に「まんざらではないかも」という気もしてきます。

というのは、たとえばtulipさんやポーチュラカさんのように、「人は間違う」という自覚は、とても大事だと思うのです。自分の判断に自信がありすぎる人は、慎重さに欠けることもありますし、たくさん経験があると「いつものパターンだな」と早合点して、人の弁明を十分聞かないで判断したりする、ということに陥りがちです。

裁判官たちは、自分たちは裁判のプロだという自覚と自信があります。でも、実は裁判官だって、法律の専門家ではあるけれど、心理学や法医学に関しては、素人なんですよね。でも、件数を重ねていくうちに、自信をつけていくのでしょう。でも、その自信が落とし穴になってしまう時があります。 

足利事件で菅家さんを有罪にした裁判官たちは、捜査段階での自白を裁判でひっくり返す犯罪者をたくさん見てきたのでしょう。だから、菅家さんの無実の訴えも、「またか……」と思ったのではないでしょうか。

自分は間違うかもしれない。感情的に判断してしまうかもしれない――事実に対して、そんな謙虚な気持ちの人たちは、職業裁判官よりも無実の訴えにじっくり耳を傾けるかもしれません。

ところで皆さんは、自分や家族がやってもいない罪で逮捕されるところを想像したことがありますか。あなた自身や家族が無実の罪に問われた時、あなたは自分や家族が有罪になって刑務所に送られないために、どんなことをしますか
また、あなたや家族を裁くのは職業裁判官がいいですか、それとも裁判員がいいですか?

江川紹子
フリージャーナリスト
江川紹子


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