イー・ウーマン池田祐巳近頃、気に入った器を買いましたか?

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会議番号:2761

近頃、気に入った器を買いましたか?

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【開催期間】
2009年06月29日より
2009年07月03日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

池田祐巳　陶磁器デザイナー

Yes27％、No73％と、Yesは3割にも届いていないのに器に関してバラエティーある投稿文が集まっています。皆�……

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2日目までに届いている投稿から...

偶然入ったギャラリー喫茶店 (あゆとあられ・岐阜県・パートナー有・39歳)

私は器を見るのも買うのも大好きでした。でも年とともに、食器が増えておまけに転勤族で引越しが多くて、買うのを止める方向に、ですがお気に入りの作家さんがいてその人の作品を見ると思わず一客だけと限定で買います。それもギャラリー喫茶のようなお店で……　時々家族一人ひとり好みのカップでお茶します。

琉球グラス (Kirk・千葉県パートナー無・)

以前沖縄で買った琉球グラスが気に入って、それからは街なかの器やさん、百貨店、ギャラリーなどで好みの琉球グラスに出会うと一つずつ買い集めています。一度に二つは買わず、一つずつと決めています。私が集めているのは背が低く広口で丸みのあるタイプなので、ビールや焼酎を飲んだり、花を生けたり、ヨーグルトやフルーツを入れたり……　いろんな用途で楽しんでいます。

沖縄の器 (ハルミン・東京都・パートナー有・33歳)

私は焼き物やガラス、それも民芸品的なテイストでシンプル・素朴なものが好きです。デパートの食器売り場もいいのですが、割と「きれい」な器が多いので、贈答品にはしますが、自分用は旅先での掘り出し物を狙います。特に多いのは沖縄で、遊びにいく度に琉球ガラスのグラスや小皿等を少しずつコレクションしています。先日は夫が出張で読谷の焼き物のマグカップを買ってきてくれたので、コレクションの幅が広がりそうです。気候が暖かくなるたびに沖縄の器を使って、夏気分を楽しんでいます。

	デパートで (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
我が家では使っているほとんどの器を、デパートでそろえました。デパートでそろえている食器は種類が豊富で気に入ったものを見つけやすいと思います。また、値段も安定していてリーズナブルなものもあります。バーゲンなどで好きな食器を買うこともあります。

一人の食事を楽しく。 (とむて・東京都・パートナー有・27歳)

一人暮らしで、仕事から帰るのも遅く、夕飯はお空腹を満たすだけになっていました。そんな時、たまたま入った雑貨屋で見つけた赤で縁取られた大きな丸い皿の元気な雰囲気に魅せられ、即購入！　これまでは、料理と皿のバランスも考えずに、かき込んでいただけの夕飯に、たった一枚の皿が、ちょっとした喜びを与えてくれています。仕事後の心をリラックスさせる大切な時間になりました。

通りがかりの食器屋さんで (lady・兵庫県・パートナー無・41歳)

何気なく通りがかったところに、白磁を中心にした食器のアウトレットのお店があり、前から欲しかった四角い大皿と、コーヒーマグを買いました。　カフェオレにすることが多いので、コーヒーカップでは小さすぎ、カフェオレボールでは普段使いには不便ということで、ちょうどいい大きさのマグカップを探していました。　値札には、「某有名コーヒーショップと同型」と書いてありました。模様も無いシンプルな白いカップですが、取っ手のなじみも、口当たりもいいので気に入っています。

偶然の出会い (RAY・埼玉県・パートナー有・35歳)

食器を買うために！　という思いでデパートやショップに出かけたことはまれなのですが（大体いただきもので間に合ってきたので）、通りがかってとか、たまたま見かけて、いいわ～　と心ひかれる器や置物に出会ったことはありますね。ありふれたものではなくて、ちょっとひねったユニークなものだと、即買いです！

3日目の円卓会議の議論は...

器の持つものがたり

Yes27％、No73％と、Yesは3割にも届いていないのに器に関してバラエティーある投稿文が集まっています。皆さんの投稿文を拝見し、器というのは本当に素材、形など多種多様なのだなと感じています。

一人の食事を楽しくと書かれた（東京都のとむてさん）、お気に入りのマグを見つけた（兵庫県のladyさん）、読ませていただいていると『器一つでこんなに楽しい気分になるんだ』という気持ちが伝わって来ます。

（岐阜県のあゆとあられさん）のように、一客ずつお気に入りを集めたり、シリーズのモノを少しずつ揃えるということもとても楽しみだと思います。

昨日に続いて（千葉県のKirkさん）の琉球ガラスや（東京都のハルミンさん）など沖縄の器に興味をもたれている方も多いですね。
　
現在「琉球ガラス」と呼ばれているものは、始まりは太平洋戦争後の資源がない沖縄で作られた再製ガラスから来ているといわれます。コーラやビールの空き瓶を再利用して作られたガラスで、そのため再製ならではの濁った色合いが出たり、製造の段階で気泡が入ったりしました。

当時は再製品として普通のガラスに比べ価値がないＢ級品ととらえられたこともあったようですが、今はその風合こそが個性となっています。沖縄のガラス工房でこのお話を伺った時は、なんだか涙がこぼれ、手にとった琉球ガラスが愛おしくなりました。

こんなふうに、器にはそれぞれ作られるようになった歴史的背景や生活スタイルなど物語を持っているものが多いんですよ。それを知るとよりいっそう器に興味が湧くのではないでしょうか。

皆様はどんな器が好きですか、近頃気に入って買ったものの他、気に入って使っているもの、愛着があるものなどありましたらぜひご紹介下さい。

池田祐巳
陶磁器デザイナー


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