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会議番号:2348

インフレ・物価高対策していますか？

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【開催期間】
2008年01月14日より
2008年01月18日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

伊藤宏一　千葉商科大学大学院教授・CFP

たくさんのご意見ありがとうございました。今のところ、約7割の方がインフレ・物価高対策はしていないとい�……

議長コメントを全文読む

1日目までに届いている投稿から...

趣味の株式投資で。 (cyori・奈良・パートナー有・42歳)

インフレに強いと言われている株式の動向に最近注目しています。今、とてもお安くなっていますので、いつ頃上昇に転じる印がでてくるのか、じとっと注視しています。配当が良くって、優良な会社に、ヘソクリを託そうと考えています。（色々と節約もしていますが、生活のベースにかかる費用の縮小にも限度がありますもの……）

小麦粉への対策 (べんじゃみん・東京・パートナー有・36歳)

キャリアアップを試みたり、資産運用も努力中ですが、最近痛切に感じるのが「小麦粉の価格上昇」。時間のある時に炊飯器でパンを焼き、翌朝朝食で食べるのが好きなのですが、昨年10月の値上がりぶりに驚きました。4月にまた上がると聞いているので、パン屋の小売価格に転嫁されることも予想されます。お店でパンを買う回数を控え、手作りを増やしたり、お米を朝食に取り入れたりしようと考えているところです。

	食料を買い溜めます (tulip・福岡・パートナー有・35歳)
麦類、豆類、パスタ、缶詰などを、ケースで買って買い溜めしています。物価高になりそうなので、いつもの倍以上の量を溜めようと思います。

どのようにすべきか答えでず…… (ＬＡＬＡ・東京・パートナー有・30歳)

何年か前から原油高やインフレ傾向は予想をしていたのですが、そのために何をすればよいのかの判断と行動できずに現状にいたっています。やっていたことと言えばドルやユーロや豪ドルがお得なときに買いためていたことぐらいでしょうか（おかげで海外旅行のときに役立ちました）しかしそれ以外の投資などは思うような結果がでず、です。節約面では夫婦で話し合い、しばらく車を使わないライフスタイルにしています。

避けられない (みいや・東京・パートナー有・45歳)

生活物価が上がっているからといって、寒い部屋にいることはできず暖房はいつもどおりです。タクシーは高いと思ってはいても、やはりいつもどおり利用してしまいます。時間はお金では買えませんからしかたありません。給料は増えないのに出費ばかりかさんで納得はいきませんけれど。そういえば、毎年冬休みに行っているスキーに今年は行きませんでした。暖冬の影響もありましたけれどせめてもの……節約かな？

頭では分かっていても…… (kimirie・兵庫・パートナー無・37歳)

節約しよう！　と思いつつも、実際にはあまり変わっていないように思います。電車やバスで行けるところへはタクシーで行かないと言うことは、タクシー代に関係なく気をつけていたり、毎バックを持って行くようにする、ティッシュペーパー等が安いときは、少しだけストックしておく等、気持ち的に出来ることは、前からしていました。今回学んだことは、株価が下がって来たときに、売れないから、買い増し出来なかったので、これからは、そう言ったときに動ける予備費を残しておきたいです。

2日目の円卓会議の議論は...

「これを機会に意識的な家計管理を」

たくさんのご意見ありがとうございました。
今のところ、約7割の方がインフレ・物価高対策はしていないということになっています。ですから、このサーベイをきっかけにぜひ対策を講じるようにしましょう。

かつて60年代の経済の高度成長期は基本的にインフレでした。
しかしその時は、

①インフレ・物価高を上回る賃金を全体として獲得できていました。
②また土地を含む住宅購入によって、地価上昇に伴って資産形成ができました。
③預金金利は今よりずっと高く5％程度ありました。

ところが今はどうでしょうか。

①金は全体として上がらず、労働分配率が低く、また二極分化がすすんでいる。
②土地の価格も二極分化しているので、土地で資産形成できるとは限らない。
③預金金利は超低金利のままである
というようになっています。
そうした意味では意識的な家計管理と資産形成が欠かせない状況になっているといえます。

皆さんのご意見にはいろいろな対策が出ています。
Cyoriさんとkimirieさんの株式投資。平均的に配当は預金金利より高くなっていますね。
べんじゃみんさんの小麦粉対策。パンを「買うより作る」。これもいいと思います。
Tulipさんの買い溜め。うーん、やはり限界がありますね。
ＬＡＬＡさんの外貨保有。これは今後も大切ですね。
しかしどれも部分的なので、もっと意識的かつ総合的な対策を考える必要があると思います。

第一は収入を増やすことです。これにはまずキャリアアップが必要ですね。キャリアを磨いていますか。もう一つは資産運用。株式や投資信託などで運用する力をつけていますか。

第二は支出を減らすことです。まずは「環境を配慮した支出スタイル」に転換して、支出を減らすことですね。暖かいものを着て暖房を減らす、節水・節電に心がける、省エネ仕様のエアコンやハイブリッド車あるいはオール電化住宅などを考える、といろいろあます。あるいはＬＡＬＡさんのように車に乗らないライフスタイルという選択肢もあります。

次にほしいものをニーズとウォンツ、つまり本当に必要なものと本当は無駄なものに分けて、ニーズだけを買うように習慣づけることです。
最後にローンやクレジットをなるべくせず金利負担を減らすことですね。
また保険の見直しや住宅ローンの見直しで大きく家計が改善することが多いので、これらも考えてみましょう。

さて皆さんはこうした意識的な家計管理をしていますか。家計簿や家計簿ソフトを使って管理していますか。省エネのライフスタイルに意識的にしていますか。
ぜひご意見をおよせください。

伊藤宏一
千葉商科大学大学院教授・CFP


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