イー・ウーマン関口和一さんワンセグ携帯、欲しいですか？

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会議番号:2219

ワンセグ携帯、欲しいですか？

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【開催期間】
2007年07月16日より
2007年07月20日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

関口和一　日本経済新聞編集委員

皆さん、今回もまた一週間ありがとうございました。ランキングは6位に下がってしまいましたが、ワンセグ携�……

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4日目までに届いている投稿から...

迷いましたがYESとしました (島風・沖縄・パートナー有・43歳)

日頃から便利なものを使うのに慣れるのが怖いのと、テレビを見ることがないのでワンセグ携帯は必要ないと思いましたがかなり迷ってYESとしました。先日新潟の地震がかなり影響しています。災害時には必要なツールだと思います。趣味の範囲では、現在の経過を出先で一目で確認するのにテレビは便利だと思います。ドラマなどを長時間見ることはありませんが、現在起こっていることの情報収集には「あれば便利」だと思いました。

気に入っています (べんじゃみん・東京・パートナー有・36歳)

今年の春に機種変更した際、パートナーと共にワンセグ対応のものにしました。買い換える少し前まではワンセグでなくても、と思っていたのですが、テーマパークなどで、「災害・地震などの情報が瞬時に流せる」、「レストランでメニューの注文ができる」など、将来の使い方の実験をTV番組で紹介しているのを見て、決めました。この頃は、大きなニュースが飛び込んだ時など、情報を知ったらただちにワンセグでニュース番組などチェックしています。思いがけず便利で助かります。

インフラ整備を前提として…… (bun0729・山梨・パートナー有・34歳)

東京に住んでいたころはワンセグ携帯の進歩を単純に楽しんでいましたが、現在は電波が届きにくい状況です。その上でほしい情報サービスですが、再放送でも良いので、経済情報チャンネルがほしいです。また、自動車の買い替えサイクルが延び、カーナビやテレマティクスの進化を享受しづらいので、ワンセグ携帯単独（もしくは＋カーナビ）でGPSを活用した情報提供が受けられると便利かと思います。

	おしゃれなＣＭばっかりの放送 (目指せ！コンサルできるライター・東京・パートナー有・40歳)
こま切れの時間で見る人が多いと思うので、今流行っているストーリー仕立てのCMばかりを流す、というのはどうですか？ショートストーリーで商品もちゃっかり宣伝すれば広告費も取れて良いのでは？ストーリー展開の話題性で商品も売れてしまえば一気に認知度アップしそうです。

	次はワンセグにします (agnes・大阪・パートナー無・33歳)
通勤や出張などちょっとした空き時間にワンセグでテレビを見たいので、とても欲しいです。いつでもどこでもテレビが見れるのは魅力的ですが、ワンセグ付の携帯電話はこれまでのものより大きくて重いですね。薄くて軽いものに慣れてしまったので、もう少し軽くなればと思います。

固定テレビとの差別化を図る (Perla・千葉・パートナー無・38歳)

持ち運び、移動が可能な携帯のメリットを生かした機能があれば、ワンセグを持つ価値を見出すことができると思います。例えば先日、新潟中越沖地震がありました。私は普段携帯電話を枕元に置いて眠りますが、例えば地震・津波等の災害情報を受信した際に自動的に携帯のテレビスイッチが入り、警告を発してくれる機能があれば、迅速な災害への対応につながり、被害を少しでも減らすことができると期待しています。このように、固定テレビとの差別化を図ることが、ワンセグの今後の課題と考えます。

スリムでバッテリーが安心なら (imamomo・栃木・パートナー無・49歳)

ノートＰＣにワンセグを付けてみましたが、移動中の新幹線では受信状況に問題があるようです。（もちろんイヤホンで聞いてみましたヨ）ワンセグなしの携帯ですらバッテリーの予備を持ち歩いている現状ですし、モバイルスイカも利用していますので電池切れの心配がクリアされて軽くて薄くて丈夫でオシャレなタイプが出来たら考えたいです。

5日目の円卓会議の議論は...

「通信と放送の融合」を実現した端末を有効活用するために

皆さん、今回もまた一週間ありがとうございました。ランキングは6位に下がってしまいましたが、ワンセグ携帯の利用価値や将来の可能性について大変勉強になりました。

「ワンセグ携帯を欲しい」という方は最終的には30%。日経の調査の57%に比べると半分の比率です。ただ日経のアンケートでも女性で欲しいという方は男性より少なく、年齢が上がるにしたがってさらに低くなっていましたので、納得できる数字でもありました。

皆さんへの最後の質問では「どんなシチュエーションでお使いになりたいか」とお聞きしましたが、ちょうど新潟地震の直後でもあったため、「緊急時の情報入手」というご意見が多数を占めたようです。一方、「目指せ！コンサルできるライター」さんが提案されているように、効果的なCMの伝達媒体として使うことも可能でしょう。

全体を通して課題に挙げられたのが、バッテリーの持ち時間、端末の重量、電波の受信可能地域の広さ、などです。ワンセグ放送が十分に受信できるのは都市部が中心ですが、緊急情報の入手手段として使うには、むしろ山間部や海など通常のテレビが設置できないところこそ利用できるようにすべきかもしれません。

米国ではアップルが「ｉフォン」を発売しました。テレビ放送は受信できませんが、インターネットへの接続機能を通じてポッドキャスティングのような形で放送番組を入手し、再生できます。通信規格が異なる日本では当面、発売されないようですが、ワンセグ携帯とは違ったビジネスモデルとして注目に値します。

携帯電話の進化はしばらく続きそうですが、ワンセグ携帯はある意味で「通信と放送の融合」を見事に実現した端末だともいえます。通信会社や放送会社は様々な利用方法をユーザーの皆さんと一緒に考え出し、デジタル社会の利便性向上に役立てて欲しいものです。

それでは皆さん、一週間、本当にありがとうございました。またイー・ウーマンのサイトでお目にかかれるのを楽しみにしております。

関口和一
日本経済新聞編集委員


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