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今週のテーマ
会議番号:2015
学校での子どもの心の問題、把握できますか?
投票結果
18
82
149票
698票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年10月23日より
2006年10月27日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
「いじめ」を英語で表現しようとしてもしっくりくる単語が存在しないので、日本と違うのかと思っていました……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
インターナショナルスクールでは (シーシェル・神奈川・45歳)
私の子どもは小3から中2まで、海外の国際校に通いました。規模は小さくアットホームな学校ですが、多様な歴史、文化的背景を持つ子どもたちが集まっていました。そのため隅々にいろいろな工夫がされていました。保護者会は夜。両親の参加者も多く、ワイン片手に先生や他の父兄とおしゃべりするなど、互いにネットワークを築く仕掛けがされていました。多様な子どもたちがいる分、問題も深刻化しやすく、先生や親たち大人がタッグを組んで学校の環境づくりに積極的に参加していました。
完全には把握できないけれど (ちゃこ姫・長崎・パートナー有・55歳)
中学1年の孫がいじめにあっていたということを、怪我をして帰ってきたことで知りました。担任の先生・教頭先生が怪我の件に関して謝罪に来られました。先日の福岡県・北海道のことが報道されてから、担任の先生もクラスで話合いをしたり、相手の親御さんに連絡を取ったり、行動を起こされたみたいです。登校拒否もしたけれど、無理には登校させませんでした。
内容は大差ないと思うのに (まやれい・兵庫・パートナー有・31歳)
最近のいじめの内容を知る限り、私がかつていじめられた頃の内容と大差はないような気がします。なのに、命を落としたり、心に深い傷を負う子どもは増えたように思うのです。どうしてそんなことで、と思ってしまうあたりで、子どもの心を把握できていないですね。
いじめは海外にもあります (りんべる・茨城パートナー有・)
いじめの問題は英国でも深刻なもので、そこに人種、宗教なども絡んでくるので対処が非常に難しくなっています。英国の場合、いじめが発覚した場合は徹底的にそれに対応します。たしか、いじめっ子の態度に改善が見られない場合、特別なプログラムを受講させる、それでもだめな場合は退学して別の学校に移るケースもあったと思います。いじめっ子は概して人数が多いようですが、クラス全員がいじめるわけではありません。原因を徹底して取り除く方針もあるかと思います。
良い子の裏側 (古川みゆき・千葉・パートナー有・46歳)
ウチの子どもは、学校でいじめを受けていました。特に荒れた学校でもなく、どちらかというと恵まれた子どもたちの多い学校でした。勉強のできる子、スポーツができる子、人気者、そんな子たちが何かのはけ口を求めるかのように、ちょっと立ち回りの苦手な子を、TVの悪役に対するようにいじめる。いじめる側の子どもたちも、何か心の豊かさを失っているような気がします。
最初は違っても、やがていじめに (ANNE・神奈川・パートナー有・38歳)
娘(小3)がお菓子を万引きしました。 友達に言われてしたとのことでした。 その友達と遊ぶときは、その子が主導権を持ち「他の人に言ったら殺す」と口止めされていたのです。 娘の変化にもっと敏感になっていたら、と反省しました。 最近のいじめは巧妙です。そして、双方とも最初は気付いていなくても、やがていじめに発展するのだろうと思います。 日頃の様子を把握し、一早くその子の変化に気付いてあげられるかが鍵だと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
「複雑ないじめの構造と大人の過小評価」
「いじめ」を英語で表現しようとしてもしっくりくる単語が存在しないので、日本と違うのかと思っていましたが、御意見を読むと子ども達は万国共通なようです。違うのは「いじめ」の行為を良くないものとして大人がはっきりと子どもに示している点でしょう。
過去のいじめとの比較です。昔の典型的ないじめは、リーダーによって統制された集団が、集団外を攻撃対象にしているもので、内部抗争は裏切りがあった、敵がいない時などに限られていました。ところが今のいじめは、
いじめる側
いじめられる側
傍観者(見て見ぬ振り)
観衆(けしかける者)
仲裁者
加害・被害者両方を兼ね合わせるもの
巻き込まれる周囲の大人
等が複雑に絡んでいます。
いじめの種類も多様化していますが、最近の傾向としては
ネットの書き込みが問題です。たかだかネット上の文字による誹謗中傷ですが、日本人は非常に大きなショックを受けてしまうのも特徴だと思います。皆さんもご経験があるのではないでしょうか。加害者の顔が見えないいじめは陰湿です。結論から言うと大人はいじめを決して過小評価しないことが重要です。
学校での子どもの心の問題に対し、専門のカウンセラーや相談員
が配属されるようになりました。しかしあえて実情をあげるとしたら、「心の学問の専門家」「教育の専門家」のことが多く、臨床経験、社会経験がそれほど多くない方があわただしく知識を詰め込まれて現場に配属されることが少なくありません。カウンセラーは複数の現場を日替わりで担当し、頻繁に勤務交代するのが実情です。
言うまでもなく、トラウマは放置しても治りません。時間が解決することはないのです。身体的な暴力は納得できればある程度我慢はできますが、言葉の暴力・集団無視などのいじめは自分の存在や人間性を否定されたように思ってしまいます。トラウマの発見やケアについては、拙著で医学系の論文ですが、「教師から受けた体罰で外傷後ストレス障害を呈した1男児例」、(児童青年医学とその近接領域2005年、45巻1号49〜55ページ)があります。ご興味をお持ちでしたら参照してください。
明日は最終日です。
子どものいじめに大人はどう対応すればよいのでしょうか。
御意見をお待ちしています。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「子どもの話を最後まで聞いていますか?」
気にしていますか、目線の高さ
「子ども同士の付き合い、気にかけている」
大切にしたい、日常のなかの「コミュニティ」
「古荘純一さんとのウィンウィン対談」
子どもたちは隙間に敏感
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