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今週のテーマ
会議番号:2015
学校での子どもの心の問題、把握できますか?
投票結果
18
82
134票
625票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年10月23日より
2006年10月27日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
子どもの立場を分析してみます。最初に「いじめられる子どもにも非があるという意味ではない」ことを明言し……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
幼い頃からの積み重ね (帰蝶・岐阜・パートナー有・45歳)
私に3人の子どもがおります。3人がそれぞれに友達からのいじめにあい、裏切りにあいました。その時に救いになったのは、子どもが日々の状況を話してくれたおかげで、親として子どもの置かれている状況やクラスの雰囲気先生の対応の姿勢を手に取るように分かることができたことです。共に考え、悩み、涙しました。家族の中に自分の悩みやつらさを分かってくれる人がいることは、子どもにとって大きな支えになります。幼い頃から子どもの琴線に触れる言葉で会話を重ねることが、絆になると思います。
ちゃんと観ていれば、親も教師も (kimirie・兵庫・パートナー無・36歳)
特に心の問題は見えにくいので、難しいとは思います。私は教師をしていたことがあり、その経験から、毎日の子どもの様子や話から、きっと分かってくると思います。心の問題があれば、初めのうちは、普段より一段と明るく元気に振舞おうとしたり、それが過ぎれば、やっぱりどこかにしんどさや影が出てきます。調子が悪そうだったり、勉強が手につかなかったり。そういったときに、教師は、授業中だけでなく、昼食、休み時間なども、様子を見、対応していくべきだと思います。
そこだけが知っている社会だから (植月・岐阜)
いじめられていた頃学校に通った理由は、参加していた校区外の民間教室の情報が学校からしか得られないこと、不登校を起こしたら家族から落伍者扱いされるし両親が祖父母や地域に糾弾される、学校へ行くのは当然である、という意識からでした。でも年齢を重ね、いじめる側には何かしら理由があって、彼らにも心のケアが必要だった、ということを感じます。彼らの態度が緩まれば自分は楽になれた、不登校になることも苦痛だった私にはそれこそが助けなんじゃないかと思います。
大人の側からの歩み寄り (Lancer・東京・パートナー有・32歳)
私も小学生時代、いじめを受けていました。しかし、学校を休んだり、先生に助けを求めるということはしませんでした。そういう対抗策が思い浮かばないのです。とにかく毎日いじめられないようにするので精一杯で、そこまで頭が回りませんでした。だから、大人の方から「いじめられたら○○していいんだよ」と言って欲しかったです。
わかっているつもりが怖い (junno・神奈川・パートナー有・36歳)
私も一時期友達から無視されるなどのいじめにあったことがあります。残念ながら家庭に救いを求めることができない状況で、学校にも家庭にも居場所がなく、ただ無機質に日々学校と家を往復していました。でもこの経験をもとに、今の子どもたちのいじめを語れるとは思っていません。いじめの数だけ問題があって、ひとくくりに「いじめとは」と大上段に語るだけでは、子どもは納得しないと思います。
選択肢を知らないから? (りの*2・東京・36歳)
なぜいじめられる学校に行くのか。想像でしかないのですが、それ以外の選択肢を知らないからでしょうか。私が子どもの頃、「学校に行く」以外の選択肢があるなど想像もつきませんでした。学校以外の行き場所もないでしょうし……。助けを求める手段も、それが確実にいじめをストップするものでなければ、もしくは、100%信頼できる大人がいなければ、報復を恐れ、よりひどいいじめになることを恐れ、決して手を伸ばしはしないと思います。
本能的に隠すもの (あきんぼ・東京・39歳)
中学生の子どもは、小学校の頃からずっといじめられています。親である私が気づいたきっかけは忘れました。小学校の頃は子どもながらに、いじめられていることを隠そうとしていました。親や先生に知られれば、もっといじめられると本能的に思っていたようです。いじめに関しては、大人は守ってくれる存在にはなりえないのです。子どもだった自分がいじめられたときも同じように考えたので、子どもを責める気にはなれません。大人に話すのは勇気がいることだと思います。
3日目の円卓会議の議論は...
「いじめと過剰適応・ストレス脆弱性形成」
子どもの立場
を分析してみます。最初に「いじめられる子どもにも非があるという意味ではない」ことを明言しておきます。
うつ病の研究モデルに
「学習性無力ラット」
があります。学習性無力ラット(うつ病のモデル状態のラット)は、不快刺激を与えられるとその刺激から逃れる方法を学習することなく刺激を受け続けるのですが、抗うつ薬を投与するとはじめて刺激から逃れる行動を起こす、ということがわかっています。これをそのまま人間に当てはめることは飛躍しすぎかもしれませんが、心の疲労状態では、不快刺激(いじめ)から逃れることができずに、なすすべなく受け続けるということになるかもしれません。
真面目な生徒ほど学校へ行くことにこだわりがあります。「こんなことで学校を休むなんて」「学校を休みたいという自分が情けない」という考えからがんばって登校します。そうすると、いじめを受け続けることになります。本日いじめを受けた方のご意見を拝見すると、いじめられてもプライドを保ち、弱音を出さずに学校に過剰に適応する(あるいはせざるをえない)ように思いました。
もう一つは、
「ストレス脆弱(ぜいじゃく)性形成」
という研究です。私自身がこの研究を行っているわけではないので、詳しくお話しすることができませんが、ストレスに弱い素因を持った人が強いストレスに暴露されると、うつ病などの精神障害が発症しやすいことが推定されるということです。
私は、ストレス脆弱性がある人は、周囲の人との認識や微妙な反応の違いがあり、それが「いじめられやすさ」と周囲に感じ取られているような印象を持っています。人間も動物であり、本能的にいじめられやすさを持つ人に攻撃をしかけるようにプログラムされているのかもしれません。だからこそ、逆にそのような人に気づき保護するのが、真の人間らしい高度の判断力と強い意志と言えます。いじめやすい人をいじめる人間は、人間らしい判断力、強い意志が欠如しているとしか言いようがありません。
大人社会でもいじめは存在します。多くはそれを乗り越えて、対人関係をこなし、時に競争社会を勝ち抜いていきます。一方ストレスに弱い人は、ストレスの少ない環境を選択するという方法もあります。しかし人格形成途上にあり対人緊張が高まる学童期・思春期には「いじめ」の行為は厳禁です。大人がまずそれに気づくべきでしょう。
「いじめ」の防止策を考えるには、
海外を含めたその取り組みや、過去と現在のいじめの変化、学校現場での対応の現状
を知ることが必要です。本日はこの観点からご意見をお待ちしています。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「子どもの話を最後まで聞いていますか?」
気にしていますか、目線の高さ
「子ども同士の付き合い、気にかけている」
大切にしたい、日常のなかの「コミュニティ」
「古荘純一さんとのウィンウィン対談」
子どもたちは隙間に敏感
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