イー・ウーマン和田惠里子さん公立保育園の民営化、抵抗がありますか？

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会議番号:1937

公立保育園の民営化、抵抗がありますか？

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【開催期間】
2006年07月10日より
2006年07月14日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

和田惠里子　アソシエ･インターナショナル代表

こんにちは、アソシエ・インターナショナルの和田です。私は、86 年帝国ホテルベビールーム開設を発端�……

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1日目の円卓会議の議論は...

こんにちは、アソシエ・インターナショナルの和田です。

私は、86 年帝国ホテルベビールーム開設を発端に、91年にベビーシッター派遣、幼児教育を手がける現在のアソシエ･インターナショナルを設立、99年からは東京目黒の私鉄沿線で目黒区保育室を１箇所、また01年からは同じ駅の駅前に東京都認証保育所を開業、「保護者のニーズに即対応し、子どものための保育を」という思いを持ち、日々取り組んでいます。久しぶりにまた皆さんと保育の現状について意見の交換が出来ることをありがたく思います。

今回は、このところ全国の市町村で進められて来ている「公立保育園の民営化」について皆さんの経験、意見など活発に出し合ってご一緒に考えていきたいと思っています。どうぞ、宜しくお願いします。

世の中での認知度はそれほど高くないかもしれませんが、「公立保育園の民営化」とは、これまで各地方自治体（公務員）が経営および運営を行っていた公立保育園を、施設や園児はそのままに、民間の企業や組織に完全委託する、という動きのことで、全国ですでに検討・実行され始めています。

なぜこのような動きが起こっているのかというと、それぞれの自治体は、公立保育園に入りたい児童の増加に伴って（待機児童の増加とその解決）、保護者のニーズに的確に早急に応えるために、受入れ人数を増やしたり、設備面の基準を見直したりして、保育サービスの充実を図ってきました。しかし、不足の解除やサービスの充実化の計画は、なかなか思うように進みませんでした。

このような保育サービスの増加を抑制しているのは、新たに追加する保育サービスに対して、各自治体は公立保育園に対して運営費の補助を増やさなければならない為（「補助のかさ上げ」といわれています）、財政負担が重過ぎて思うように進めていけなかったというのが原因です。

限られた地方の財源を有効に活用して、ひとりでも多くのこどもを公立保育園に受入れ、保育環境や質を落とさないで維持していくことが必要なのに、従来の補助体制は地方の財政を圧迫し続けるだけで、改善は遅々と進められなかったというわけです。

その為、規制改革によって、「公立保育園の民営化」が始まり民間企業やNPO法人などの民間による運営努力に委ねる動きが出てきたというわけです。
しかし、この民営化については、紙上でも見られるようにさまざまな問題が起きているのも事実です。

私自身は、多くの子ども達が好きな保育園に通え、毎日元気に安定した環境で過ごせるように、また保護者が自由に保育園を選択出来るようなシステム構築のためにも、民営化が進んでいく事を期待していますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか？皆さんの地域で遭ったことや聞いた事、また「民営化」に対する意見交換を是非、宜しくお願いします。

和田惠里子
アソシエ･インターナショナル代表


	「公設民営の期待と不安」「規制改革メルマガ」編集長、佐々木かをり
	「遠くてもいい保育園に預けたいですか？」「いい」の基準は各家ごとに違う。そこからみえてくるものとは？
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