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最終的には個人の問題だが(れいれいれい・東京・既婚・30代)
まずは子育てをしてみてのわたしの個人的な感想から。わたしはもう子どもは産みたくありません。いろいろな面で育児は母親側に負担になることが多いからです。日本の社会は相変わらず、子育ては母親がするものとされているように感じます。この現状ではもう一度育児をするほど、気力も体力もありません。
まずは育児をする環境を国や自治体、企業などで整える必要があると思います。待機児童の解消や税制優遇のほか減り続けているという小児科の病院、不妊治療など問題をもっと早急に解決するべきではないでしょうか。しかし最終的に産むか産まないかは個人(家族)の問題だと思います。将来の労働力の低下の問題は外国からの労働者を受け入れたり、シルバー世代の再雇用で解決するしかないかも。
子育て世代にもっと所得税の優遇策を(かずくん・大阪・既婚・35歳)
今、妊娠6カ月で産休目前です。育児休暇も取ろうと思います。しかし、職場に戻ってきたとき、今のように働く場が与えられるか(同じような処遇がされるか)不安です。保育所にも入れることができるか不安です。年齢的にももうリミットなので思い切ってつくりましたが、不安だらけでは誰も子どもをつくらないと思います。銀行に注入するお金が国にあるんだったら、保育所もっと便利なところにたくさんつくってほしい。子育て世代にもっと所得税の優遇策もほしいし。バラバラでなく、一気に改革してほしい。
いつか縁があれば(わしこ・大阪・独身・30歳)
少子化の話題になると、女が産まないからだとか結婚しないからだとか、暗に非難されている気がすることがあります。わたし自身はいつか縁があればとは思っていて、別に子どもを産まないと決めているわけではありません。少子化=晩婚化といったふうに考えるよりは、本当は3人くらいほしいけど、経済的理由や母親の職場復帰の都合などで1人でやめとくといった人たちが、心置きなく望むだけの子どもを持てる社会にすることを考えたほうがいいのではないでしょうか?
一般企業と女性社員の在り方を変える必要がある(ngi)
わたしの周辺は、26歳を境にほぼ8割方結婚をしていますが、今年30歳になろうとする今、子どものいる人は1割に満たない状況です。少子化を実感しております。さて、子どもが欲しくないわけではないのに、このような状況となる理由として、子どもを産む時期と仕事のうえで今後のキャリアを決める大切な時期が重なるからだと思います。29歳くらいというのは、とくに女性にとってキャリアチェンジを図る最後の時期だといわれています。転職するにしても、小さな子どもがいるのは不利だといわれているため、キャリアが定まらぬうちはやすやすと子どもを産むことは考えられません。また、子どもが生まれると、家の仕事の負担が大きいのは明らかに母親であることも大きいことも問題です。互いに仕事で疲れて帰っても、妻の負担が自然と多くなるため、子どもができてからの負担の大きさを考えて子どもを産めないと考える人も多いようです。さらに、不況で残業が増えるなか、お互いに疲れて自分のことに精いっぱいで、子どもどころではない、というのもあると思います。手当てや保育所の充実などは、少子化回避のうえで極めて基本的なこと。これらの施策に加えて、一般企業と(女性)社員の在り方をもっと考えていただき、政府が介入してもらわないといけないのではないかと思います。妊娠がわかったとたんに、育休後に退職してくれといわれたり、就職活動の面接で子どもを産むのかどうかを聞かれたり、「人材不足で大切な時期だから今は妊娠はしないように」と告げられたり、病気がちの子どもの世話で妻が多く看病することを強いられ解雇されたり……。政府の知らないところで、こういうケースが身近にたくさんあります。こうしたケースを問題視して、対策を立てることも重要なのではないかと考えます。
学費にお金がかかりすぎる(リマインダー・35歳)
政府は高齢化対策として年金を減らす相談をしていますが、高齢化対策はいわば対処療法のようなものです。人口を増やして優秀な労働力を確保すれは、年金も増えるし経済も活性化するはずです。まず政府が少子化対策が国策として非常に重要であることを強くアナウンスする必要があると思います。いっそのこと3人以上産んだら税金はなし、くらいすればいいのではないですか。また、育児に対して税金や託児所などの対策を打つのはもちろんですが、実際お金がかかるのは学費のほうではないでしょうか。
私立に入ればそれなりにお金がかかります。ならば公立に入ればよいという意見もありますが、現在の公立は学級崩壊でできれば入れたくないという学校のほうが多いように思います。子ども一人大学まで行かせるとウン千万かかるとなると「2人以上は無理!」と思ってしまいます。各地域に優秀な公立を確保しなければ少子化は止まりません。小泉総理は就任当初「米百表!」と連呼されておられましたが、その米百表は何に使われたと言ったか覚えていらっしゃるのでしょうか。今の教育は「ゆとり教育」ではなく「だらだら教育」ではないでしょうか。
学生服もカッターシャツをだらしなく出している男子高校生に異常に短いスカートに化粧をしている女子。先生も注意してないようですし。最近読んだ新聞に小学生で授業中うろついている子どもの数が何人かという調査結果が載っていましたが、少なくともわたしの子どものころは0人でした。どうして授業中にうろついている子どもがいるのでしょうか? 理解できません。まだ子どもは5歳ですが今から不安です。親同士でどこの私立がいいか相談することもありますが、公立は対象外です。まず、公立を立て直し、お金がないとまともな学校に入れられないという不安を取り除かなければ、少子化は止まりません。