●初恋の人のことしか頭になかったあのころ(カエル)
中学校の音楽室の本棚の端に、カセットテープがたくさん置いてありました。当時、音楽部の部員だったため、音楽室に入り浸っていましたが、その中でなんとなく目に入ったのが、A面がビートルズ、B面にオフコースの曲が録音されたテープ。
卒業生が置いていったものらしいのですが、それまではアイドルの曲しか聴かなかったので、どちらも初めて耳にした音楽でした。小田和正さんの透き通るような声に感動したのを覚えています。
当時は初めて好きになった人のことしか頭になく、毎日心臓をバクバクさせていたものですが、「さよなら」の冷たく透き通るような歌詞、透明感のある小田さんの声、好きな人の卒業など、感情を織り交ぜて、かなり聴き込んだものでした。
●高校3年生の先輩たちが大人に見えた(OMSRY)
中学1年生の時の高校3年生の送別会。わたしは私立の女子校に通っていました。3階が中学、2階が高校。まだまだ子どもだったわたしには、高校3年生の先輩たちのきれいな長い髪、制服の着こなし方、かばんの持ち方、ソックスの履き方のすべてが、とても大人の女性に見えていました。初めて女らしさの美しさなるものを意識し始めたのも中1のころでした。
そんな中、高校2年生が企画して行われた送別会で、高校3年生が一人ずつ体育館のステージに上がる時に流れていたのが、このオフコースの曲です。薄暗い照明の中を、大人の女性たちがスカートのすそを気にしながらゆっくりと上っていく姿を、わたしたちは体育館に並べられたいすに座って見つめていました。
シブがき隊のファンだったわたしが、初めてバラードに引かれたのもこのときがきっかけです。それからは、体に心地よく感じられるのは、クラシックか静かなバラードになりました。
ちなみに、自分が高校3年生になった時、「なーんだ、全然大人の女性でもなんでもないじゃない!」って現実を知ってしまいました。
●クラス全員で歌った思い出(ベア)
卒業生を送る会の時、クラスのみんなで歌った思い出があります。それはたしか小学生のころだったような……。アイドルの歌ばかり聴いていたわたしにはオフコースというのはなじみがなかったので、新鮮だった記憶があります。
●「あの高音は歌えない」(CHAGE)
中学生のころ。合唱大会でこの曲に挑戦したクラスがあったような気がします。そのとき、誰もが「あの高音は歌えない」と話していたのを思い出します。
●涙した思い出(サコチャンアイチャン)
涙、涙、涙です。一気にワープしてしまいました。青春とはいいものですネ。心がヤキモキしたりモヤモヤしたり、泣いた、泣いた、泣きました。今なら、あんなふうに激しく生きられないかも。
●冬の寒い夜に(みまひ)
今から20年くらい前、小学校の高学年か中学生のころだったかに初めて聞いたような気がします。田舎の冬の夜のシーンとした、とにかく寒い夜が、それを聞いていたころの記憶としてあります。
●中3の時、友だちと口ずさみました(シーラカンス)
この曲は、わたしが中学3年の時にヒットした曲。ちょうど「卒業」という別れの時期と重なり、友達と口ずさんでいたことを思い出します。そうそう、片思いの人と別れてしまうんだなあと、ちょっと感情も込めながら、歌っていました。
●純情だったあのころ(マグノリア)
わたしが専門学校生だったころ、近所のファミレスでバイトをしてたときにお客さんでよく来ていた彼に一目ぼれ。でも当時彼には彼女がいて、それを言われた時に一晩中この曲を聴いて泣きまくった覚えがあります。今だったら、彼女がいたって強引に付き合ったかもしれないけど、当時は純情でしたね。今でも元気でいてくれること、切に祈ります。
そのほかのご意見
- オフコースというよりも小田さんとの出会いの曲でした。いまでも大好きで、元気のない時にはやっぱり小田さんの曲を聞きます。(ゲスト)
- 当時、この曲が好きだという彼がいました。(カメヤマローソク)
- 中学生のころはやりました。この曲を聴くとほろ苦い初恋を思い出します。(ais)