ホーム > music@ > ハーモニーインタビュー >


73年に山下達郎さんとシュガーベイブを結成し、アルバムを1枚出して解散してからは、ずっとソロです。ソロといっても、何もかもたった一人でやるわけではなく、坂本龍一さんや小林武史さん、ギターデュオの山弦さんをはじめ、いろんな方たちと一緒に作り上げてきました。わたしにとって、出会いはとても大切なものです。
遠い国に住んでいても出会う人とは出会うし、隣にいても出会わない人とは出会わないですよね。
自分が求めているものがはっきりしていればいるほど、出会うチャンスは多くなる。出会いが向こうからやってくる。こういう音楽をやりたい、こういう人に会いたいと常に自分でイメージを明確に持っていることがすごく大切で、そういうアンテナを出して暮らしていると不思議と出会えるんです。
次にこんなアルバムが作りたい、そのためにはこんな音を出してくれる人はいないだろうかと考え続けていると、どこからともなく出会いがやって来ます。たまたまラジオを聴いていたらその人の曲がかかるとかね。今までわたし、ずっとそうかもしれません。もちろんハズしちゃったかな?と思うときもありますよ(笑)。「もしかしたら出会えるチャンスかな」と思っても、全然そうじゃなかったりね。でも、出掛けるときに「今日はもしかしたら会えるかも」と考えることがまず大切だし。
で、必要な何かが自分の前に飛び込んで来たときに、それを逃さないということも大切ですよね。来てるのに気付かないでぼっとしていたら通り過ぎちゃう。回転寿司みたいなもんですよね(笑)。迷っている時間はありません。
|
 |
ハーモニーインタビュー:大貫妙子
ハーモニーインタビュー へ
 |