このコラボレーションイベントを企画し、銀座というロケーションを生かした新しい試みを実現されたお二人に貴重なお話をいただきました。

日産：

「モダンリビング」という発想から生まれたティアナ。このクルマのコンセプトは「もてなし」です。乗り心地の良いシートに落ち着きのある内装。男性はもちろんのこと、女性にもぜひこのクルマの良さを理解してもらいたい。こんな気持ちから、ティアナと価値観を共有できるブランドとのコラボレーションを考えました。わたしたちが考えるコンセプトは、ティアナに乗る人＝「本物を見抜く力のある大人」。このコンセプトに合致したのは、ともに銀座という街で育った「THE GINZA」でした。

THE GINZA：

お話をいただいたとき、わたしとしては興味津々の企画でした。しかし、THE GINZAとして異業種とのコラボレーションに慣れていないせいもあり、不安と期待が交錯したスタートでした。同じ銀座にいながらも、ほとんど交流のなかった日産さんでしたが、「モダンリビング＝ティアナ」というイメージから、まさに同じ価値観のもとに結びついたと言えると思います。

日産：

贅沢な普段着というコンセプトのTHE GINZA。さりげなさの中に、洗練されたカジュアルさ・上品さが漂うブランドです。この「さりげなさ」は、まさにティアナがもつ「もてなし」に通じるものです。押し付けがましくなく、やや控えめでありながら上質。ティアナの目指す、「本物」です。ザ・ギンザの洋服を着て、「本物」のティアナに乗る。こんな素敵で洗練された「大人」を、ぜひ体感いただきたいと思いました。

THE GINZA：

女性のライフスタイルは単一の価値観では括れないものです。その時々の気分やシーンによって、なりたい自分があり、そんな女性にどうやってアプローチをするかを考えるのが、ファッションビジネスにとっての醍醐味でもあり、リスクでもあります。今回のイベントでは、「女性にとっての理想のドライビングシーンは、これ」という点をアピールし、さまざまなライフスタイルに適応するショップであると同時に、THE GINZAをもっと身近に感じてもらえたらいい、という想いからコラボレートしました。

日産：

苦労した点といえば、わたしたち日産側では、THE GINZAのショップでティアナのもつ世界観を表現することでした。クルマは自分の目で実車を見て、感じるものです。そうはいっても、スペースの制約からSHOPの中にクルマを置くわけにもいきません。紆余曲折の末、たどり着いたのが、ティアナの世界観を象徴している「もてなし」のシートの展示でした。オットマン機能があり、足を伸ばしてくつろいでいただくことを考え抜いたシート。このシートを通じてティアナの世界観＝「もてなし」の気持ちを感じてもらいたい、そう考えました。

THE GINZA：

今回のイベントでは、ティアナという車にこのように接する機会を得て、大人の贅沢をさりげなくカタチにした車に出会えました。さりげなくて格好いい……今の時代の気分を象徴するクルマなのではないでしょうか。とくに、居住性に重点をおいた点では、ファミリーカーでもなく、スポーツカーでもなく、大人のカップルを対象にした上質さが感じられました。 今後は、継続的に銀座という街をクローズアップしたイベントを行っていきたいです。たとえば、実際にロングドライブを体験していただき、日常から逸脱した素晴らしい環境で、セレクティブなパーティーを開き、お客さまが参加いただく。そんなイベントが行えるといいですね。そして、これからも同じ価値観を共有できるブランドと積極的にタイアップしていきたいです。

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