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第59回(4) 2007/03/06
中国がクシャミをすると日本が風邪をひく
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<3ページ目からの続き>
「円キャリートレード」に異変が?
今回は、日本の株式市場が暴落した理由のひとつとして、円高の進行も挙げられます。急激に円高が進んだため、「輸出企業には不利になる」という思惑から輸出関連企業の株が売られました。
では、どうして円高になったのでしょうか。実はこのところ、円安が進行していました。前にも取り上げましたが、日本の金利は極めて低い水準に押さえられています。このため、日本で円を借り、それをドルやユーロに交換して海外で投資するという動きが続いていました。これを「円キャリートレード」といいます。
円を外貨に替える動きが強まれば、需要と供給の関係で円は値下がりします。また、日本の低金利にウンザリした日本の個人投資家が、海外の高金利の外貨に投資する動きを強めてきました。これも円を売って海外の通貨を買うことですから、円安に拍車をかけていました。
ところが、今回のようにヨーロッパやアメリカの株式市場で暴落すると、円を借りていた投資家や投資ファンドの中には、投資をいったん控え、借りていた資金を円に替えて返還するところが出てきます。これは、円キャリートレードの逆の動きです。こうなると、これまでの円安は一転して、円高傾向になるというわけです。
つまり、中国国内での金余りが株式市場のバブルを作って暴落を引き起こし、それが、日本から世界に出ていく資金の流れを逆流させたのです。
不安は感染する
今回の株式市場の暴落を見ると、「不安は感染する」という言葉を想起します。このところ、中国もアジア各国もアメリカも、そして日本も、株式市場は活況を呈し、株価が上昇していました。株価があまりに上昇すると、「高所恐怖症」の人が出てきます。「いつ株価が下がるかも知れない」という不安です。多くの投資家が、この不安に駆られたとき、ちょっとした動きで、株価は暴落します。
まことに、株式市場の動きは、人間の心理を映し出します。株式市場は、人間の心理を学ぶのに絶好の場所なのです。
と同時に、中国経済の存在感の大きさを改めて知ることになったのです。
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