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第34回(3) 2006/07/04
株式上場と逆の動きがあるのはなぜ?
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株主が増えるとやりにくいことも
ところが、株主が増えると、創業者にとっては、いいことばかりではありません。他の株主が発言権を持つからです。株主総会に出席する「見も知らない人たち」に今後の経営方針を説明し、理解を求めなければなりません。株主がそっぽを向いて株を売ってしまったら、株価は暴落。経営者としての責任が問われます。
あるいは、六本木ヒルズの長者が、突然自社の株を買い占めるかも知れません。せっかく自分が苦労して育ててきた会社が、株式を公開したために、他人に乗っ取られる。これは恐怖です。
また、株主の多くは、株価が上昇することを期待しています。会社が、「一時的には赤字に陥っても、ここで設備投資に資金を投じ、長期的な発展をめざそう」と思っていても、「赤字になるようなことはやめろ。株価が下がるじゃないか」という株主の反発があるでしょう。
こうなってくると、創業者の中には、「株を公開する前はよかったなあ。自分の思い通りに経営ができたから。あの日に戻りたい」と思う人も出てきます。
非公開にして経営改革
「すかいらーく」の創業者も、そう考えたのですね。このところ、「すかいらーく」は、一時のような成長がありません。減収減益となり、抜本的な経営改善が必要となっています。
しかし、経営改善のためのリストラは、一時的にさらに減収減益になる可能性があります。それでは既存の株主の反発を受ける可能性が高くなります。また、企業の発展のためには他社を買収する必要も出てきますが、いちいち株主にお伺いを立てていては、スピード経営ができません。
そのくらいなら、いったん公開した株を買い集めて非公開に戻してしまおう。こういう判断をしたのですね。
このように、株主から株を買い取って自分のものにすることを「MBO」(Management Buy-Out)といいます。
最近は、こういう例が増えてきているのです。
「タリーズコーヒー」を展開している「フードエックス・グローブ」も、いったんは株式上場を果たしましたが、創業者が、「自分の判断で経営を自由にやりたい」と考えて、株式を非公開にしてしまいました。
タリーズのライバルである「スターバックス」は、株式を公開しています。経営方針が異なるのですね。日本に受け皿となる企業があった「スターバックス」と、日本の一青年がアメリカに押しかけていってブランド使用権を得て日本で起業した「タリーズ」とでは、経営方針に違いが出るのも当然のことでしょう。
いったん上場した株を買い戻すには……
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