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そのためにはウソはダメ
株式市場で活発な株の売買が行なわれるためには、株の取引(売買)が、公明正大なものでなくてはなりません。利益を上げていない会社が、「利益を上げています」とウソを言っていたら、安心して株を買うことができませんね。
商取引には、「信用」が欠かせません。信用があって初めて商売が成り立ちます。株式市場も同じこと。株を発行している会社の経営状態が信用できなくては、怖くて株が買えません。信用がなければ、株の流通市場は成り立たないのです。そこで、証券取引法という法律で、会社は、経営内容や取引内容を常に正直に発表しなければならないことになっているのです。
つまり、「ウソはいけない」ということなのです。
ウソを許せば株の流通市場が成り立たない。それは、ひいては発行市場にも悪影響を及ぼし、日本経済全体に影響がでる。だから、ウソをついた容疑があれば逮捕されるのです。
どんなに人気があっても有名になっても、ウソをついてはいけないという、しごく当たり前だけど大事なことを私たちに教えてくれる事件なのです。
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