ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第66回 板倉 啓子さん

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薬膳研究家 板倉料理学院院長 メンター・フーズ(有)代表取締役
板倉 啓子さん
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薬膳ガーデンのあるホテルをつくろう
- 板倉
今、私、三重県にある湯の山温泉でホテルをプロデュースしているんです。名古屋から1時間くらいのところなんですが。黄金色の天然温泉に今若い女性に人気の岩盤浴、そしてもちろん、料理は薬膳です。たぶん日本で初めてになるかと思いますが、薬草の庭を造ります。ナツメや月桂樹などハーブも含めて、今何十種類かピックアップしてます。
四季おりおりに、薬膳の素材や生薬がレストランから見えて、目で楽しみ、香りで楽しみ、食べて楽しんでいただこうと計画しています。その中から摘んでいただいたものをお茶にしてお出ししたら喜んでいただけるかなと。みなさまを非日常の世界へいざない、元気になってお帰りいただけたらと思っています。
- 佐々木
いいですね。ハーブガーデンとか、有機農のガーデンがお庭にあって、そこからトマトを摘んできましたというレストランは増えてきましたよね? 私がよく行く長野の玉村豊男さんのヴィラデストも、お庭で作りましたっていう野菜をレストランに出してるんで、超満員です。
じゃあ、日本で初めて、薬膳ガーデンのある薬膳レストラン? 人気になるんじゃないですか?
- 板倉
うわあ、そうだと嬉しいんですけど。薬膳が若い女性に今人気ですねと言われるのですが、実感が湧かなくて……。スカイパーフェクトTVでも『keicoのミラクルクッキング楽々薬膳』が放送されたり、百貨店で「板倉啓子薬膳フェア」が開催されて、デパ地下で私のレシピのお惣菜が販売されたりするんですよ。もう夢のようです。石の上にも20年。もうマイナーでどうやって薬膳を広めようかって、そればっかり考えてきましたから。
- 佐々木
簡単に薬膳に親しんでいただくということも、成功の秘訣ですね。この20年、どうしてそんなふうに理解されるようになってきたんでしょう。
18/28
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