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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第55回 山川 隆さん

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55
NTTドコモ モバイル社会研究所 副所長
山川 隆さん

ナイフで鉛筆を削れなくても良い

佐々木

確かに、私も6歳と10歳の子どもたちを見ているとわかります。彼らにとっては四角いこういう積み木みたいなものを描いて、これが電話だって言うわけですよね。考えてみたら家の電話もコードレスで長方形ですものね。

山川

私の子どもの頃とは違いますね。積み木みたいなものが連想としてつながっているんですね。

佐々木

で、実際にケータイを与えてみると、電話をかける以外の用途にも使い始める。教えないのに、6歳の子は、私が知らない機能までもみつけて、ゲームをしていたり。

山川

早いですよね。たぶんですね、大人は、そういうところに使うべき頭脳の領域に先に「これこれのものが電話であり、電話とはこう使うものだ」という情報が書き込まれていて、そういうところに素直に入っていけないんですよ。

佐々木

脳がいっぱいになっているんでしょうかね。上のお姉ちゃんはあんまり関心がないみたいなんですが下の子の興味は強い。知らないうちに私のケータイの着信音を変えられてしまったんです(笑)。

山川

それで元に戻せない人がいるんですよね(笑)。教育の話ってすごくよく出てくるんですが、今の子どもはナイフで鉛筆を削れない、と言いますね。私は最近それでいいんじゃないかなと思い始めたんです。

ナイフで鉛筆を削ったというのは、私なんかが子どもの時代の話であって、今の子どもは、突っ込めばがーっと回って鉛筆が削れるものだと、そこからスタートしていいのではないかと。

佐々木

それは、その次に発展するなら、そこからでいいっていうことですね。

山川

昔はマッチで火をつけたりナイフで削ったりというのがあったんですが、彼らの世代は彼らなりに、これから学んだり、やらなくてはいけないことがたくさんあるので、知識としては、たとえばマッチで火をつけるというのがあった、というのは知っていていいと思うのですが、我々がやったことを必ず追体験して自分でできなきゃいけないということは、ないんじゃないかな。

佐々木

今の環境を自由に与えたときに、彼らがどういうクリエイティビティを発揮するかというところが重要であると。

山川

そうです。そこが重要なんじゃないか、と。私は最近、自分で年取ってきたこともあり、頭のつくりというのをよく考えてみるんです。ここにはどういうメモリを入れるんだというのが決められているところに一度書き込みを行うと、それの置き換えってなかなかできないんじゃないのかな。

だから、子どもたちには原理はしっかり学んでもらったとしても、今を出発点に彼らがこれからやらなければいけないことの指針となるような情報を自分のメモリエリアに書き込んでもらうということでいいんじゃないかと思います。

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