ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第51回 玉塚元一さん

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玉塚元一さん
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柳井前社長との出会い
- 佐々木
そもそも、どこで出会われたんですか、お二人は。
- 玉塚
7年前ぐらいになります。その頃、日本IBMのコンサルタント事業部にいて、3社目くらいに行ったクライアントがファーストリテイリングだったんです。
- 佐々木
営業で行って会ったんですか。
- 玉塚
そうですね。しかし、話をしていくうちにだんだん妙な展開になっていったんです。聞かれたんですよ。「個人として、何をしたいんだ」と。それで、商売とか経営を勉強して、自ら経営者になりたいんだと言ったら、「それなら、ファーストリテイリングで実際の商売を経験してみたらいいんじゃないですか。そうしないと本当の商売とか、経営とかってわからないでしょう」と。
- 佐々木
それは、なかなか普通はあり得ないですから、よほど玉塚さんに光るものを感じられたのでしょうね。何が良かったんでしょう?
- 玉塚
大学を卒業して旭硝子に入社したんです。12年間勤務したのですが、その間に会社からアメリカの大学院に行かせてもらいました。アメリカでは、客観的に日本を見ることができて、いろんなことに目覚めて、「よし、やっぱりここは旅立って、自分を鍛える道を行こう」と。
- 佐々木
企業から留学して、退社を決意!?
- 玉塚
アメリカ留学までさせてくれて、愛着も深かった旭硝子を辞めるのは、本当につらい決断でした。しかし、自分自身の目標として、次のステップに進みたいという思いが強くなっていきました。でも、旭硝子を辞められるかどうか、本気で悩みました。ちょうど入社当時に僕の上司だった方が社長になられたんです。僕がアメリカで卒業までもう1週間くらいのところで。余計辞めにくくなったなあと思いましたね。
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