ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第51回 玉塚元一さん

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玉塚元一さん
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女性たちの数を増やす
- 佐々木
時代は来てますよね。企業としてもCSRの時代で、360度丸裸に、フェアにいきましょうと。働く人も「自立したプロ」を増やしたい、ということですよね。今日もこの対談の場に、ユニクロの女性のスタッフがずらりと同席されていて、頼もしい限りだと思うんですが。
- 玉塚
頼もしいですね。
- 佐々木
女性幹部を育て、増やしたいと思っていらっしゃると思いますし、同時に外からも採用したいとお考えじゃないかと思いますけれど、女性をどんなふうに育てたいですか。どんなイメージを?
- 玉塚
まずは数が必要というのは、女性社員たちとも話しています。数的に劣勢っていうのは、言葉は悪いけど、つまりマイナーですよね。ある程度“かたまり”でいないといけないと思っています。
僕は手加減とかするつもりはまったくないですけれども、個人個人のビジョンや目標をきめ細かく聞きながら、彼女たちのビジョンが達成できるようなキャリアパスを用意する。そういうチャンスは、本当に結果を出してくれるならば、積極的に与えていかなくてはいけない。結果として、女性幹部の数をもっと増やしていくようにしなきゃいけないと思っています。
- 佐々木
まず数を増やすというのは、本当に大切です。でも成果を必ず出すかどうか、始めはわからない。10年、15年前にも「女性活用」っていう言葉が出たんだけれども、そのときはいきなり企業側が女性にチャンスを与えたんだけど、それまで何のチャンスももらえなくて経験をつめなかった女性たちにとっては、失敗させられる環境に放り出されるようなものだった。やっぱり数がある程度いて、そこから強い者がちゃんと上がってくるっていうのが必要ですよね。
13/21
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