ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第5回 松本 侑子さん

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松本 侑子さん
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三度の食事が基本
- 佐々木
薬膳などはどうですか?
- 松本
免疫力を高めるショウガとニンニクを毎日食べるくらいです。身体を温めるために、冷たい飲み物やアイスはあまりとらないようにしています。
去年も今年も、中国に行ったんですが、10日間くらい毎日のように、アヒルを丸ごと1匹使ったスープ、田ウナギ、スッポン、ツバメの巣、ヘビの料理をいただいたんです。日本に帰ったら、みんなに「どうしたの? どこのエステに行ったの?」って聞かれるくらい顔がツヤツヤ。そのとき、日々の食事が基本だと、あらためて実感しました。
もっとも、家ではアヒル丸ごと1匹のスープは作れませんけど、西太后は、毎日フカヒレなどを食べて若さを保ったんだなってわかって(笑)。そこまでは真似できないけど、やっぱり食べ物で内臓が健康になり、内臓が肌を作るんです。かをりちゃんもそうだけど、わたしもたばこを吸わないし、お酒は寝酒程度で、酔っぱらうまでは飲まない。
お風呂も、40分から1時間くらい半身浴して、その間は、お風呂のフタに原稿を広げて書き直しをします(笑)。だから原稿が湯気でベロンベロンなんです(笑)。
- 佐々木
書き直しはパソコンでやらないんですか?
- 松本
初稿はパソコンですが、推敲は手書きで赤ペンを入れて、アシスタントさんにパソコンで推敲部分を入力してもらって、その間に、わたしは続きをパソコンで書くという方法です。今朝もお風呂に入ってきたんですが、時間があれば1日2回入って血行をよくする。
- 佐々木
やっぱりそれは美しさの秘訣ですよね。ゆっくりお風呂、と聞いただけでうらやましい。
- 松本
美しさのためというより、冷え性対策(笑)。作家は長時間の座業で足腰の血行が悪くなるので。やっぱり健康、とくに内臓の健康が大切です。「ニュースステーション」のとき、同じ職場にいた山口令子さんに教わったんです。
- 佐々木
気功の先生になられましたよね。彼女のてのひらから「気」の光が、ガーっと見えたと、聞きましたが。
- 松本
山口さんが、ある日、「わたし、若々しく生まれ変わるようにするの」と言われたから、「どんな化粧品使うの?」って聞いたら、「化粧品じゃなくて食べ物。内臓を元気にしたら、体が何歳も若くなる」と言われたんです。体を内側から作り替えると言って、口にするものを全部チェックしていらっしゃいました。もともとお肉を食べない方でしたが。
- 佐々木
そうですね、ベジタリアンでしたね。
- 松本
その時、どんなに高い化粧品を塗っても、エステに行っても、内臓が健康でなければ駄目だとよくわかったんです。
- 佐々木
たしかに。健康も美容も、まずは、食べるものから、ですよね。ところで侑子ちゃんは気功はやらないの?
- 松本
わたしはヨガですね。かをりちゃんには、後で、しわを防ぐ呼吸法をお教えします、オフレコで(笑)。
- 佐々木
じゃあ後で(笑)。本日は、長い間本当にありがとうございました。じっくりお話しを伺ってとても勉強になりました。
対談を終えて
人は成長しながら魅力的になっていく、というのはわかっているけれど、本当にその輝きが強くなって、美しさも増していく人は少ないように思います。松本さんは、数少ないすてきな人の一人です。会うたびに透明感を増し、美しくなっていく。その理由が毎日のたゆまぬ研究と志の積み重ねであることも、今回よくわかりました。会うだけで、「あ、わたしも、一歩一歩を丁寧に前に歩いていこう」という気持ちにさせてくれる松本さん。お忙しいと思いますが、これからも、時々会ってくださいね。(佐々木かをり)
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