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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第48回 古荘純一さん

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48
青山学院大学文学部教育学科助教授
古荘純一さん

脳神経の障害

佐々木

先生は、どのような研究テーマがご専門だったんですか。

古荘

私はもともとは脳神経です。小児科の中での脳神経、しかもその障害ということですから、たとえば自閉症の問題など、発達障害の問題です。基礎研究よりも、わたしは実際に多くの患者さんを診るという臨床研究や経験を積んできたのです。

佐々木

自閉症という病名は知られるようになりましたが、実は良く理解していない。同時に、対人関係でうまくいかないと自閉症ではないかと不安感をもつようなケースも増えているのではないでしょうか。

古荘

これもまたいろんな議論があるんですけれど、自閉症っていうのは、今のところは、持って生まれた脳の体質ということですね。そうするとたとえば、極端に環境の変化とかがなければ、急に増えることはありえないという考え方になります。

確かにおっしゃるように、自閉症類似で、独特の対人関係がうまく形成できないお子さんが増えてきたということがいわれますが、われわれは、全体的にお子さんが、集団での対人関係のとり方とかが非常に苦手になってきているんじゃないか、と思っています。

佐々木

外来の患者さんも、実際の病気をお持ちの方より、後天的な環境の中で、自閉症に類似した行動になったと心配してくる方が多いとか。

古荘

これも、たとえばご両親がそこそこの知識を持たれる方だと、ちょっと子育てに悩んでしまって、育児書だとか専門書をお読みになって、これはこのまま自分の子どもに当てはまる、ということで悩まれることがあります。

ただ、診断基準にはどなたが見ても当てはまるような項目も書いてあります。たとえば、多動症の診断基準には、課題に従事することを避けるとか、じっとしていない、順番を待つことが困難など。

佐々木

『家庭の医学』で調べると、すべての症状が当てはまる気がして、自分が死に至る病になってしまうのと同じ。

古荘

そうですね。実際は持って生まれた行動特性だとか体質だとかいうのは、基本的に変わらないということですね。

ただ子育ての環境の中で、虐待や、非常に劣悪な環境になると、行動様式が自閉症や多動症のお子さんと同じようになり、これは専門的な話になりますけれども、脳になんらかの異変が起きてくる、というふうな研究も少しずつ発表されています。そういったお子さんが増えてきているという印象はありますね。社会全体の問題として検討する必要があるでしょう。

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