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銭谷美幸さん
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「女性の活用」が学生の就職志望の動機に
- 銭谷
そうではなく、新卒採用についてはわたしが入る前から実施しているのです。今年の4月で4期目になりますが、総合職の半分、45%ぐらいは以前から女性の採用をしているのです。わたしも実際に今年の入行者の最終面接に同席しました。
たぶん数年前までは、女性を半分採ろうと努力しないと採れなかったと思うのですが、昨年わたしが最終面接した時には、何十人も面接をして、その中でいい人を選ぶと、結果的に半分近くが女性だったのですよ。自然に目途にしている数値となったことがとてもうれしかったです。
- 佐々木
若い女性たちの実力を体感されたんですね。
- 銭谷
はい、面接をしている時に「なぜ当行を受けるのですか」「ほかにも銀行はたくさんありますが、他と比べるとどうですか」という質問をすると、「西京銀行は女性を活用しているから」ということをおっしゃって下さいました。
また女性活用を積極的に行っている銀行がいいという男子学生もいるのですね。ですから、新しい取り組みをしていることが若い人に、受け入れられている、従来とは異なる違った発想で業務を行うことについて若い人からも評価されていることは、すごくうれしいことだと思います。
- 佐々木
CSRにちょっと戻りたいんですけれども、CSRっていう社会的責任っていうのは、360度企業が丸裸になって消費者からも株主からも、つまり投資家からもいろんな側面から企業が見られる時代ですよね。
イー・ウーマンでも、2000年設立の時に、イー・ウーマンのビジネス・モデルはIR/CRだ、って言ったんです。IRとCRが一緒の時代がくるから、イー・ウーマンは企業が新しい市民や消費者と対話をするための会社なんだと。でもちょっと早すぎて、当時よく理解されなかったんです。最近やっと時代がきたかなって思うんです。
銭谷さんは、CSRに注目されていらっしゃるから、銀行としてはSRIファンドも始められるのですか。
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