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銭谷美幸さん
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CSRの時代だから
- 銭谷
もうひとつのきっかけは2年ぐらい前から、CSR(企業の社会的責任)について興味をもっていたことです。
- 佐々木
わたしもイー・ウーマン設立時からCSRやSRIに興味をもってました。
- 銭谷
SRI(企業の社会的責任投資)に関わりたいと思っていたのです。また女性の支援にも尽力するため、GEWEL(ジュエル)という女性のキャリア支援を行うNPOのアドバイザーになりました。GEWEL のメンバーにはSRIの仕事に直接関わっている方もいらっしゃり、情報交換をしたり、CSRの研究会に参加したりしました。その中でやはりひとつの流れを感じました。
- 佐々木
社会が動いている、という流れですか。
- 銭谷
はい、CSRは金融界の中だけの動きではなく、CSRへの関心がグローバル展開している企業を中心に高まっている事が分かりました。そういうものと絡めていった方が、女性が活躍できる土壌が生まれてくるかもしれないと思いました。
ですから、多くの女性が活躍するためにも、CSRの盛り上がりは大変意味があり、社会を変えるというと大げさですが、このCSRの流れに乗るしかないと思ったのです。
- 佐々木
波に乗るしかない、ってリーダーの考え方ですよね。
- 銭谷
そうかもしれません。そのような考え方をするようになったのは当時ベンチャー会社にいたためかもしれません。ベンチャーが成功するかしないかというのは、もちろんそれぞれの会社はものすごい努力はしますけれど、それだけではダメなのです。いくら事業そのものの構想がすばらしくても、タイミングを間違えるとうまくいきません。上場するのも似たところがあると思います。
その流れをいかに見るかということもひとつの才能といえば才能。やはり自分の力だけではなくて、外部の力も活用していかないと、大きい仕事ができないのではないかと、今までの経験から感じています。
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