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久司 道夫さん
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バラバラな食事で、バラバラの人間関係
- 佐々木
今、子どもも大人もストレス耐性が弱く、怒りやすいとか「キレる」ということが多いように思うのです。
- 久司
そう、それなんですよ。犯罪、事件なんてそれなんですよ。子どもの問題なんて、それが圧倒的に多いんですよ。
- 佐々木
食事のせい?
- 久司
食べ物が悪い、それですい臓が悪い、血糖が悪い。だから現在すすめていただきたいのは家庭料理。今、てんでバラバラな食事をしている家庭が多いでしょう。すると、てんでバラバラな血液が流れて、てんでバラバラなものの考え方になる。
- 佐々木
それは、こっちのお総菜屋さんと、あっちのお総菜屋さんのものを食べているから、ということですか? 一つのコンセプトでお料理されたものではなくって、あちこちで買ったものをバラバラに食べるから、思考がてんでバラバラになる?
- 久司
そうそう。ご主人がマクドナルド、奥さまがケンタッキーフライドチキンだと、そりゃね、けんかするのも当たり前です。牛とニワトリは同じベッドで寝られないんですよ。当たり前でしょう(笑)。
- 佐々木
ほんとですね(笑)。
- 久司
子どもにしてみれば、そういうふうなものを食べてきていますから、結局、親がどこにおるのかわからないわけですよ。だから、14歳、15歳になると、家を出たくなって、飛び出す。どこか別のところに親がいるような気がするんですよ。あっち行き、こっち行き、田舎で牛を見ると、牛乳で育っているから、なんだか懐かしい気がする。母がいるような。ファストフードの店に座るとふるさとに帰ったような気がするんです。で、4、5年たって家に帰ると、お父さんとお母さんはもう別れてしまっている。家庭が崩壊してしまう、これが現代です。アメリカでは2組のうち1組が壊れているんです。だから動物性脂肪は少なくね。ミルクはやめて。
- 佐々木
ミルクが駄目なんですか!?
- 久司
自分の子どもを牛にしようと思ったら、飲ませたらいいですよ(笑)。ミルクの分子は人間には使えないんです。だからおりものが出たり、皮下脂肪がたまったり、蓄膿症や喘息にもなりやすい。それとね、チョコレート。あれはウイルス性の病気に対抗できなくなる。
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