ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第34回 久司 道夫さん

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久司 道夫さん
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マクロビオティックとは?
- 佐々木
スミソニアン博物館とは、すごいですね。それで、その食生活ですが、資料を拝見するとマクロビオティックというのは、つまり穀物中心ということですね? わたしは毎日、白米に発芽玄米を混ぜているんですけど、それでよろしいんでしょうか?
- 久司
やっぱり玄米が一番いいですよね。マクロビオティックというのは、「長く生きるための方法」ということです。玄米を中心にさまざまな穀物を良くかんで食べる。かむことが大事です。それでいい。
それと動物的なものはね、遠ければ遠いほどいいんです。あのね、牛だとか豚だとか、哺乳類というのは、自分に近いでしょ。それから、ニワトリなんかは遠いようだけれども、それでもまだ近い。ところが海中のもの、水中のもの、人類よりはるかに遠く、ですよね。
しかし、一番遠いものは植物性ですから、植物性を主体にして。野菜がいいです。だから動物を摂るんだったら、魚のほうがいいですよ。全体の食事量の7分の1ぐらいにするんだね。
- 佐々木
一日3食は普通に食べていいんですか?
- 久司
2食でいいんですが、3食でもいいです。
- 佐々木
そういった食事は、わたしも一時期凝っていたのですが、そうすると知人と一緒に食事ができなくなることがありました。それでわたしとしては今、自宅ではそういう食事、でも人と一緒のときはその場でベストを選ぶというふうにしているんです。
- 久司
佐々木さんの場合にはね、お付き合いが多いでしょうから、いろんな人と食事をすることも必要でしょう。わたしの場合も必要なんだけれども、仕事のことをみんな知ってますから。
アメリカの人にしても、知事さんにしても、わたしの前ではなるべく、アルコールも飲まないようにして、みんな遠慮してくれていますよ。
- 佐々木
アルコールもお飲みにならない?
- 久司
もう、ほとんど飲みません。欲しくないわけです。あれはね、動物性のもの食べると欲しくなるんですよ。水やお湯では動物性の脂肪などはよく溶けないんです。消化できない。だから、水よりもっと強いアルコールで溶かして、消化していく。
- 佐々木
そうなんですか。
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