ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第34回 久司 道夫さん

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久司 道夫さん
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女性が活躍するためのシステム
- 久司
それからね、女性たちが政界に出たり、実業界に出るのも結構なんだ。でもね、やはり女性たちの良さ、男性の良さもあるでしょ。なんせこれらは男性がこしらえた変なシステムですから、女性にはあんまり似合わないんですよ。
女性はそのシステムの中に入ってもいいんだけれど、女性の長所が活かせるものを分担する、それは教育、啓蒙、介護とか。健康を良くしていくとか、学校教育とか、犯罪を正していくとか、全日本の食物を正していくとか。そういうことが女性の、日本を変えていくすばらしいことだと思うんですがね。
- 佐々木
先生からご覧になると、女性と男性の社会での役割が違うと思われる。
- 久司
それは、絶対に違いますよ。女性の持っているカラダと男性の持っているカラダとは全然違いますから、ものの考え方も違う。たとえば、左右どっちかに行こうとしたら、女性は左回りになる。男性は右回りになる。男性は空から入ってくる力で集中的にものを考えるんです。女性は大地から出てくる力、拡散っていうものがあるんです。
たとえばデパートに行くと、てきめんにわかる。男性がネクタイを買おうと思うと、直接ネクタイ売り場に行って、そこでちょっと見てから決めると、お金を出してさっさと買う。ところが女性がハンドバッグを買いにデパートに入ったら大変ですよ。1階の宝石は眺める、2階のあれは眺める、3時間も4時間もかかってね、ニコニコして、ほかのものを買って帰ってくる(笑)。
拡散して動く(笑)。だからね、絶対に女性と男性は違うんです。それを社会生活も社会構造もまったく同じくしようとするところが大間違い。
- 佐々木
つまり、もともと違うカラダなのに、男性が作ったルールや仕組みの中で働いてもカラダによくない、ということでしょうか。でも女性は、今までの役割に縛られずに社会進出もしたい。となると、女性たちが、男性にも女性にも良いシステムに変えていく、変えて進出するっていうのはありですか?
- 久司
それはありますよ。それはいいですよ。女性が大いに活躍できるシステムに変えていく。そうそう。政治なんかでもね、経済組織なんかでもね。それは大いに結構です。
- 佐々木
男性が敷いたところにはまっていこうとすると無理がある。
- 久司
そうですね。たとえば、今議員になっている女性の人たちを眺めても、どうも女性らしくない、男性らしい。これじゃあねしようがない。女性の良さが活きてこないんですよ。だから場合によってはね、政界なんかでも参議院と衆議院がるでしょ、女性院とかつくったらどうかと思う。
- 佐々木
ああ、全然違うシステムでね。
- 久司
あるいは衆議院の中に2つあるとか、参議院の中にも2つあるとか。そんなことをね。教育だとか、食物だとかね、そんなことは女性院のほうが決定権を持つとか、かなりある。環境問題もそうですよね。
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