ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第33回 南坊 博司さん

33 |
南坊 博司さん
|
|
|
現地でコミュニティを広げてほしい
- 佐々木
これからの会社としての夢は? どういうことを実現したいですか?
- 南坊
そうですね。起業をするとき、「起業・ベンチャーとは、さながら大海を行く小船のようだったり、ジャングルを歩くときのようなもので、波に揺られ、いつ転覆するかわからない、いつ蛇やワニが出てくるかわからない。でも、突然ジャングルで光を浴びたり、突然海が穏やかになったり、ベンチャーってそんなふうに挑戦するのが楽しみなんだよ」って言われたんです。それが、最終的に起業しようと決断したときです。そう、これ言ったのが以前対談されている藤野さんなんですけどね(笑)。
ですから、どんな規模になっても全員が創業時の気持ちを忘れない、それが浸透している企業でありたいなと思いますね。
- 佐々木
人を海外に送るというと、事故があったり、危険があったり、会社として責任があるかと思いますが、そこを覚悟をされたり、システムをつくられたりしてますよね?
- 南坊
何かあったらすぐに飛んで行きます。わたしたちの趣旨に賛同してくださっている人や組織が、おかげさまでかなり強いネットワークで結ばれましたので、これが弊社の強みになっています。きちんとした仕事をするという意気込みがありますし、後発ですがプロ集団としての仕事をしたいと思っています。
- 佐々木
これから留学やインターンシップなどで海外に出る若者が増えていくことが一つ夢だと思いますが、その人たちにどうなってほしいと思いますか? あるいは日本に帰ってきてどんな人に、どんな社会にできたらいいと思いますか?
- 南坊
実は日本に帰ってこなくてもいいと思っているんですよね。世界中を見渡すと、日本人はあまり散らばっていない。だから各地で働き、コミュニティで根を張って、そこから広がっていくソサエティをつくってくれてもいいな、なんて思っています。
- 佐々木
とにかく、自分の可能性を伸ばして活躍してほしいと思いますね。今日はどうも、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
対談を終えて
なんとなくおっとりした風貌の南坊さんですが、3年間も炭鉱にもぐられていたなんて驚きでした。海外で学び、働くことはこれからますます重要になってくると思います。「信頼のブランドを作りたい」という言葉を伺うと、起業家同士、いろいろとご一緒させていただきたいと思いましたし、イー・ウーマンのビジョンでもある、一人ひとりが自己実現につながることだと思い、これからが楽しみになりました。ありがとうございました。
13/13
|
 |
|
|