ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第31回 藤巻幸夫さん

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藤巻幸夫さん
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バーニーズで気付く。「モード」より「スタイル」だ
- 藤巻
フランスに行けば自分スタイルだし。そこで「モード」という世界から、「スタイル」という世界がわかったんですよ。
たとえば新しいものを見つけて買って、人と違うぞ、という比較論みたいなものが「モード」の世界で、「スタイル」の世界は、自分の生きざまとか自分がこうありたいという個人の中での戦い。そのうちのワンアイテムに、洋服があったり、よく行くカフェがあったり、レストランがあったり、ボールペンがあったりする。
そんなふうに、人のためにものを作るフランス人と、まずものが作られてから、そこに人がついて行くという日本人とでは、えらく違うんだなって。
- 佐々木
わかるような気がする。「モードは比較論」というのは、「モード」は時代で、「スタイル」は自分、ということですね? 自分の好みだとかライフスタイルが、これは価値が出る。モードよりスタイルだな、と思われたということ?
- 藤巻
そう。30歳でものすごくそれを感じ始めたんですね。
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