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松井龍哉さん
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目標は、期間限定。2030年オペラ座。
- 松井
今は、アメリカのシリコングラフィックス(SGI)っていうコンピュータの会社と共同開発したのでそこにいます。時々一緒に世界を旅してますね。去年は一緒にミラノに行きましたし、毎年いろんなところへ行ってます。
Posyは一つの役割を明確にしていて、2030年くらいでできたらいいと思ってるんですが、パリのオペラ座で、世界最高峰のバレリーナと一緒に踊ると。
- 佐々木
2030年にオペラ座で!
- 松井
目標にしていますね。夢というのは、期間限定でなければリアリティを増さないと思うんですね。僕は60歳くらいになってるので、デザイナーとしてはそこまでに一つ傑作みたいなものを作りたいな、と。
- 佐々木
じゃ、3歳の少女が少しずつ成長を遂げるんですね。
- 松井
そう。徐々に成長させていくつもりです。今は、3歳児の大きさで、その動きしかできないのですが、Posyも趣味ではなく、やはり技術開発のために創っていますから。究極にPosyが美しく見えるのがオペラ座のバレエで、バレリーナと踊るっていうのは、口で僕が言ってみんながカラーでイメージをつくるじゃないですか?
- 佐々木
ええ。
- 松井
それくらいシンプルに。ビジョンが明確になっているんですよ。そこに行くためには、いろんな技術開発で乗り越えなければならないことがあるんですけど、でもやることが明確ですから。
先々週パリに行きましたが、僕は行くと必ずオペラ座にバレエを観に行きます。Posyが踊っているところをイマジネーションして、ここでこう踊らそう、とか。
- 佐々木
この動きだなとかって。
- 松井
そう。やってるんですけどね。でもいずれはPosyをやるにも50人くらいのメンバーになって、プロジェクトが大きくなってくるときに、目標設定が明快じゃないと浸透しないじゃないですか、なので、その言葉は非常にわかりやすく。
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