ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第14回 高樹沙耶さん

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高樹沙耶さん
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「あきらめる」とは、「明らかに極める」なんですって
- 高樹
子どもに執着した時期もあったんですよ。でも、フリーダイビングを教えていると、生徒さんたちって、ある意味、自分の子どものような存在じゃないですか。だから自分が産むことについては、とくに考えなくなりましたね。
それに、神さまは必要ないからくれないわけで、それを「欲しい、欲しい」と言い続ける時間って、無駄なような気がするんですよ。だから、そこはあきらめる。自分にないものはあきらめて、今あるもので喜べばいいんじゃないかと。
「わたしはあきらめない」というNHKの番組に、作家の五木寛之さんが出演されていているのをたまたま見たんです。五木さんによれば、「明らかにあきらめる」は、「明らかに極める」ということなんだそうです。「あきらめていく」という作業が、実は何かを「極めていく」ということなんだ、って。
- 佐々木
それは、きっと年齢によって変わるわけですよね。あるステージでの、必要なものとそうでないものがそれぞれあって、今度はしまっていたものを出してきたり。
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