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株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者
牧野正幸さん
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アジアではトップに立っておきたい
- 佐々木
それはでも、どういう数値評価を目標にして進んでるのですか。
- 牧野
これはもう感覚論だけど、多くの学生や多くの人がそういうふうに言ってるとか、思ってるとかいうことがやっぱり大事だと思っている。もう一つの、「情報投資の効率化を図りたい」っていう方は、日本の次がアジアなので、将来のことを考えて、まあアジアではトップに立っておきたいなっていうのがあってね。そこまでやって一つの先鞭がつけば、あとは自分達がいた方がいいか、いない方がいいかは、非常に考えものですね。一応、あと10年やそこらはやろうと思っているんです。
- 佐々木
後継者は育っていますか?
- 牧野
本当の意味での後継者っていうのが育つかどうかは分からないけど、優秀なリーダーはずい分育っていると思う。権限を委譲して、若いうちに結構やらしているんでね。今30前半の、いわゆる部下を4〜50人持っているような奴がかなり多い。しかも彼らの下にいる奴がみんな優秀だけど、優秀な奴ってね、従順で優秀な奴ってあんまりいないんでね。すごく扱いづらいわけですよ。だから、50人見ている30才前半の奴は、相当大変だと思う。
- 佐々木
「右」って言えば「はい」って言ってくれる人たちじゃなくて、「なんで右ですか? 左のほうが良いでしょう」っていう人ばかりでは、力が必要ですね。
- 牧野
そう。組織にきっちり重石があればいいんだけれど、うちは全くそれがないので、だから「全く理解できません」なんて言う奴がバンバンいる。そういう奴をよくコントロールしてるなあ、とは思う。
- 佐々木
でも、たとえば10年後。もし牧野さんが引退という場合、そういう人たちは40代前半くらいになっているということですよね。
- 牧野
そう。でもね、その時に40の奴が本当にトップマネジメントとして良いのかなっていうのはあるんだけどね。やっぱり30代でトップマネジメントにならないとダメな気もしないではないんだよね。
- 佐々木
そうすると今の20代の人の育成が大事。
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