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株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者
牧野正幸さん
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「できるだけ自分で会社を起こしたほうがいいよ」
- 牧野
インターンに来た優秀な人間をピックアップして、そういう「優秀な奴は、できるだけ自分で会社を起こしたほうがいいよ」ということを啓蒙するのが、どっちかって言うと一番大きな目的だった。
- 佐々木
でも、やっぱり我が社に入ってくれればいい、ということでしょう。
- 牧野
理想的には全員うちに入ってくれればいいんだけど、まあ当然そうはいかないし、実際それは不可能な話だから。もちろん51%は自分の会社に入ってもらいたい。そのためにお金かけてやっているわけだけだから。だけど、残りはやっぱり気づきを与えて、できれば自分で会社を起こして欲しいなって、これはもうどちらかというと僕の思い。
- 佐々木
それは起業家として、「自分で作り出す」っていうことを後押ししたいっていう、先輩としての思いみたいなものですね。
- 牧野
そう、そう。大きく言うと、こんな優秀な奴が組織に埋もれていっちゃって「日本、大丈夫なのかな?」ってね。しかも、若年寄なことを言う奴が多くて。
- 佐々木
「老後が心配」とか言ってるんでしょう? 年金はどうしたとか。
- 牧野
そう、そう。そうじゃなくて、日本もけっこう追い込まれている状況だから、やっぱり本当に優秀な奴がチャレンジャーとしてチャレンジして、そのうちの何人かが将来の日本を押してくれる人間にならないといけないよね。そういうのを早く見つけてやりたいというのもあったんだよね。
- 佐々木
でもそういう人たちっていうのは、インターンをして、牧野さんの話を聞き、会社の中で働いた末に、自分で起業しようとなるわけですが、牧野さんからすると、巣立ってくれれば良し、ということですか。
- 牧野
結局あとは、彼らが思いついたものがどれだけ社会の役に立って、興奮するフィールドなのかっていうのと、我々が提供しているフィールドと、どちらが興奮するフィールドなのかという、もう、それは戦いだよね。正々堂々と。これはもう仕方がないと思っている。
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