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トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
池澤智さん
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「パーソナル・トレーナー」って名乗り始めて
- 佐々木
その5週間終えた後、大阪に戻ったわけですね。その後どうされたんですか?
- 池澤
就職しないといけないじゃないですか。でも私は「パーソナル・トレーナー 池澤智」って名刺を作って、それを仕事にしたんですよ。
- 佐々木
フリーランスで?
- 池澤
そうなんです。そのときはフリーランスというイメージもなく。
- 佐々木
どこに所属しているわけでもなく、スポーツジムもないのに、パーソナル・トレーナーという名刺を作った。
- 池澤
大丈夫かって両親に言われましたけど。
- 佐々木
どうやってお客さんを?
- 池澤
日本にウエイトリフティングの器具はあまりなかったのですが、神戸にケビンが器具を入れるということで、1社紹介してもらったんですよ。YMCAです。地震が来た年だったんですけど。
- 佐々木
95年ですか。
- 池澤
器具があっても使い方が分からない人がいるので、まずはアルバイトで器具の使い方を話していたんですけど、やはり私はパーソナル・トレーナーになりたかったし、インストラクターじゃないんだっていう変なプライドがあったので、それから2週間ぐらいたってから「パーソナル・トレーナー」って名乗り始めて、1時間500円を頂くという形式を取ったんです。こちらからお客さまに声をかけて。それも1つのジムじゃなくて、4カ所。朝出て行って、終電になるまで4つのジム全部回って帰ってくる。
- 佐々木
それはジムに行って、係の人に、「はじめまして。私は池澤と申します。私はこういうことをやっているのですが、このジムを利用されているお客さんに声をかけていいですか?」という風に言うわけですか?
- 池澤
はい、そうなんです。だから最初は「何だ、それ?」っていう感じだったんです。それで、これは説得力がある人がいないと、ダメだ。自分はどうみても無理だって思ったんですよ。それでケビンに電話して、日本に来てもらったんです。ちょっと恰幅もいいし、アメリカというニオイがすごくしていたので、これでいけるんじゃないかって思って、彼にしゃべってもらったんですよ。
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