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馬越恵美子さん
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英語をやりたいけれども、文法とかはやりたくない
- 馬越
NHKの企画なんですけれども、いわゆる文法とかABCでは飽き足らない、英語は昔やったんだけれどももう一度、という人、または英語をやりたいけれども、文法とかはやりたくない、中学の教科書はもうやりたくない、という中高年を対象にした番組なんです。人生はよく分かるから、教科書を見ると「何だ?」っていうことになるわけですよね。「くだらない。俺のほうが知ってるよ」みたいなね。
- 佐々木
幼い例文を習わなきゃいけないから。
- 馬越
はい。ですから、自分の歩んできた人生の方が、内容がおもしろいと思えるという人にとっての、うんちく集みたいな、ものしりになるっていうことですね。
- 佐々木
「ものしり英語塾」ですからね。
- 馬越
そうなんです。「こういうときは、こういう言い方をしたらいいよ」とか。私の場合は英字新聞だったんで「英字新聞っていうのは、こう読めばいいよ」とか、「まず見出しを読んでみよう」とか。
- 佐々木
見出しは、確かに英語力だけではなくて、言葉のリズムとか、そんなものが必要ですものね。
- 馬越
あと、ポイントを突くっていうことも必要です。佐々木さんは、非常にお上手ですよね。いつもポイントを突かれてお仕事をされたと思うんです。
- 佐々木
何が言いたいのかを明確にするということですか?
- 馬越
そういうこともあります。たとえば「今日は三つのことを話します」、あるいは「私はこう思います。理由は三つあります」など、「この人がいいたいことはこれだな」って分かる。新聞の見出しって、そうですよね。
- 佐々木
そうですね。リードと本文の、リードの部分をしっかりと読み取るということですよね。それに、一つ目の段落にすべてが書いてあるからそこを押さえて、「この記事が言いたいのは、つまりAさんがBをしたっていうことなのね」と理解してから読む。
- 馬越
まさにそうなんです。
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