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アルトマン京子さん
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最初、英語の試験は最悪……
- アルトマン
いいえ。最初、一番どころか、英語の試験の点数が最悪だったんです。というのは、「あなたはアメリカ人だから、英語の授業のときは図書館に行ってください」って言われて、授業を受けてなかったんです。
- 佐々木
きっと、先生が、本当のアメリカ人の前で英語をしゃべるのがいやだったのね。
- アルトマン
そう。それで私も、 最初の中間試験のときに、びっくりしました。英語と関係ない文法に関する質問ばっかりで。過去何とか形」とか……。
- 佐々木
過去形とか、現在進行形とか?
- アルトマン
そういう質問だけで、父にも見せたんですけど、「こんなの、アメリカ人ができないのは当たり前だ」って。でも、それを友達に言っても、「やっぱり、お前、本物のアメリカ人ちゃうんや」みたいな。それもあって、英語も、日本語も……。
- 佐々木
「日本人好みの英語の勉強のしかたをしよう」っていうことになったわけだ。
- アルトマン
そう。とにかく全部暗記しました。最初は、父に、塾に行かせてくれと頼んだんです。「周りは皆、塾に行ってるし」って。でも、父は、「そんなこと、しなくていい」って。すごく腹が立ったんですね。私から勉強したいって言っているのに、行かせてくれない。でも、しかたがないから、とにかく勉強。
- 佐々木
正しいものを正しいと思う、というコミットメントの強さも、きっと親譲りのところがあったんでしょうけど、聞いていると、ものすごい負けず嫌いですね。それも、ただがむしゃらにやるのではなく、「学年で一位になる」って言ったら、勉強して、ちゃんと1位になるわけだし、「エール大学に入る」って言えば、入るし、ハーバードにも入る。
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