ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第112回 渡邉 美樹さん

112 |
渡邉 美樹さん
|
|
|
26歳のときに年収を1億円は達成できた
- 佐々木
たしか、まずは自分個人の年収を1億円にしようと思っていたとか。
- 渡邉
そう、1億が、まず目標だったね。それは、26歳のときに年収を1億円は達成できた。
- 佐々木
私なんかみたいに「毎月3,000円のお小遣いを自分で稼ごう」みたいなのとは全然違うじゃないですか(笑)。その1億っていう金額を設定したり、それをまず稼ぐっていう所に、悔しさとかをバネにして、向けた。そんなところに欲があったわけですね?
- 渡邉
あった。「俺だけ、何で、こんなに貧乏なんだ?」っていうのは、あった。
- 佐々木
1億という、すごく大きな、とてつもない、できそうにもない事を、でも、できると思って、口に出して、26歳で達成。その夢は、どんどんふくらんでいったんですか。
- 渡邉
ううん、そこでやめたの。そこで、「もう、いいや」って。そのときに、僕はこの1億円を自分のためだけに使うのをやめようと決めたの。
- 佐々木
それはキリスト教の影響ですか?
- 渡邉
それは分からない。キリスト教の影響か、その後、僕は大学時代、論語とか、古典にずっと触れ合っていたから、古典の影響なのか、もしくは大学時代から、僕はボランティア活動してたから、……全部ミックスしてると思う。ボランティアをやってて、人間の幸せって一体何だろうかって事を、自分の中で疑問を持ちながら、1億に挑戦してた。
だから、純粋に1億だけ求めていたんじゃないのね。疑問を感じてたのね、いつも。で、実際に1億の年収が取れるようになったときに、「これはやっぱり違うな」と。
この会社を通して、社員をもっと幸せにしていきたいとか、世の中にいい影響を与えていきたいという事を、ちゃんと言葉にして決めたのね。これがすごく大きかった。それが26歳のとき。
でも、その後も行ったり来たりするんだよ。そう言いながら、「もうちょっと贅沢しようかな」とか「社長なんだから、もうちょっとたくさんお金を使ったっていいじゃないか」とか、自分の中で葛藤はずっとあるんだけど、段々、日記で毎日自分を反省し、修正していきながら。で、ようやく自分の理念みたいなものが固まっていったっていうのが経過なんだよね。
15/26
|
 |
|
|