ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第100回 篠原 欣子さん

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篠原 欣子さん
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売り上げが、2,288億に
- 篠原
でも佐々木さんだって、自分の会社、イー・ウーマンを始めて、すごいですよね。
- 佐々木
いいえ、そんな、すごくないです。篠原さんは、10年で100億。そして今の売り上げが……。
- 篠原
2,288億。
- 佐々木
2,288億! これは、どういうことでしょうか(笑)? 本を読ませていただくと、「等身大」という風に読めてしまって、自分とそんなに変わりないような錯覚に陥るのですが、結果が全く違う。もちろん、派遣業という業態もありますが。
- 篠原
時代の流れもあったと思います。私が始めた頃、ちょうど外資系企業が日本に進出してきた時期でした。その後、派遣のスタイルが受け入れられるようになって。そんな時代の流れと派遣があっていたんだと思います。
オーストラリアの会社で働いていた時に、秘書が休むと、どこからともなく優秀な人が来て、パパッと仕事を片付けて帰る。「その人はどこから来るんですか?」って聞いたら、「派遣会社というのがあってそこから派遣してもらう」ということを聞いて驚いたんです。便利だなあって。
それで、ある小さな派遣会社を経営している女性の方を紹介していただいて、その人にちょっと話を伺って、4時間ぐらい、その会社にずっと座らせていただいてみていました。
- 佐々木
そこで、座らせて、見せてくれたんですか?
- 篠原
見させていただいたというよりも、どちらかというと、待たされたというのかなあ(笑)。それで、お昼をご馳走になって、小さなパンフレットをいただいて。会社のことやサービスの内容を教えてくださった。その時は単純に興味があって教えてもらっただけなんですけど。
- 佐々木
でも、やっぱりやる気があったんじゃないですか。私自身も、例えば、全然実現計画がなくても、海外を歩いていると、このビジネス日本に持ってきたら上手くいくだろうなとか、この商品は日本に持って帰ったら売れるだろうなというのは、やはり常にそう思って見ていますから。
- 篠原
そう、私も同じです。「絶対、これは日本に帰ってやらなくちゃ」とは思っていなくて「随分便利だな。これは日本にないんじゃないかな」と、思っただけなんですよね。
- 佐々木
そして帰国後起業。起業する時には、発起人7人を、ご家族の方に頼んだとか。
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