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「反小泉」から「非小泉」へ。それでも安泰?(2003年12月20日)
首相は経済にも強い人がいい、となると?
先日テレビで「子どもたちの将来の誇りは、今われわれが踏みとどまること」という大江健三郎氏の発言に、中曽根元総理が「空想的平和主義」と応じられましたが、一市民が平和を願い、非核を念ずることが「空想的」と片付けられていいものか疑念を持ちました。日本の将来を、列強諸国並みの発言力獲得と描かれているのでしょうか。
イラク派兵によって政治理念が現れ、わたしは「非小泉」から「反小泉」に立場が変わりました。国際平和に関しては、一政治家が平和のうねりを作る時代ではないかもしれません。中東ではシャロン首相の元でもロードマップが進行して、国際世論が個人のリーダーシップを上回っていると思います。新聞、放送、インターネットによる政治パワーは大きいと思います。
「政治力」より、「インテリジェンス」の勝る政治家といえば、岡本さんなど知的ですが、外務大臣向き。首相は経済にも強い人がいい、となると?(福田愛)
小沢一郎氏に首相になってほしい
民主党の菅党首に首相になってほしいとのミツチさんのご意見ですが、わたしはそうは思えません。彼は「野党にいて価値のある人」であって一国の宰相にするには「器にあらず」だと考えます。
彼のキャラはあくまでも「いい人」であり、野党にいて与党を糾弾するにはそれでいいと思いますが、実際に政権を担う場合に必要な「腕力」がありません。
同じ民主党であれば……と言うより、現在の日本の政治家の中で、一番首相にふさわしいのは小沢一郎氏だと思いますね。彼には腕力もありますし、いざというときに悪者になることもできます。小沢氏は強面で損をしていると思いますが、彼にこそ首相になってほしいです。(いまいくん)
菅氏に首相になってほしい
民主党の菅直人さんに首相になってもらいたいと思います。小泉さんでは自民党の族議員と官僚の支配する大きな政府を改革できないけれど、菅氏は小さな政府をマニフェストで表明しています。サッチャーさんがPFIで改革した手法が現在の日本には必要だと思います。イラク派遣に対しても菅氏は(小沢氏が派遣賛成のようですが)反対しているので、この点でもいいと思います。(ミツチ)