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持ち上げたものは必ず落とす(2003年1月25日)
まず、藤田さんの意見に賛成です。マスコミの中心にいらしてなお、このような意見を述べられるというのは、かなり勇気のいることであり、そういう方がもっとでてきてほしいものだと思います。
一市民として、情報は主に新聞、テレビ、インターネットなどです。週刊誌などはあまり信用していないので、銀行の待ち時間に見る程度ですが、新聞の下段の発売日広告の見出しを見ても毎週記事を作るのも大変だろうなと思う程度です。田舎(香川県在住)だからこのような程度で済みますが、都会に住む方の情報の量といったら、半端ではないのでしょうね。田舎から都会に出て行くと電車に乗っただけでめまいがします。でもテレビは日本中同じ情報を毎日流し続けていて、先日の「北朝鮮の反米感情をあおるテレビ放送」などは見るに耐えられません。それをどこのテレビ局も流し続け、それも何回もです。情報の出所が同じだからでしょうか? 全く同じ映像を使い、それが本当に有益な情報なのでしょうか? いま北朝鮮の問題は決まった情報しかなく、限られたものでしかないのは判りますが、それを見ているものの気持ちというものは、二の次なのかと疑いたくなります。
もっと、テレビ局側で流す情報を選んでほしいと思います。そこで各局、各誌の差別化ができてきて、いろいろな意見があり、情報のとらえ方もいろいろ出てくると思います。「一度上がった物は落とす」というような今までの、無責任な言い放題、やり放題の情報の流し方は賛成できません。その人の本質を見抜くような、鋭い視点や切り口で良い意味での、その人の生の姿をとらえてくれるような、そんな報道のあり方を望みます。(匿名)
こんにちは。毎週土曜日を楽しみにしております。
今回のテーマは本当にいつも論じられてきたことだと思います。どのマスコミを信じるか? 本当ならいろいろな新聞を読み、ニュースもいろんな局の番組を見るのがいいのかもしれませんが、普通の人はそうはいきませんよね。とくに藤田さんが指摘しておられるように、今はどのマスコミも横一線といった感じがして「どこ見ても同じだから、一つ見ればいいかぁ」なんてことをほとんどの人が感じていると思います。とくに夕方から夜中までのテレビのニュースはひどいです。同じ原稿、同じ映像の繰り返しです。新聞に関して言えば多少の意見の差はあるのかもしれませんが、わたしなどにはどこがどう違っているのかはっきりわからない場合が多いのです。
マスコミが、最近の若者は仲間内の顔色ばかり気にして携帯ばっかり見ている、と言っていますが、マスコミもまったく同じ状況ではないでしょうか? 重大なことになればなるほどその傾向は激しくなってきているように思えます。
面白いことに、事件がおきた当初は結構いろいろな意見が出ているのに、時間がたつにつれて、よりわかりやすく、感情的な意見にほとんどが収束していくように思われます。ですから何か事件が起きたときは初期に出てきたものを自分なりに考えて信じるようにしていきます。でも、きちんと追いかけていないと、とんでもない情報も紛れ込んでいるので、そこは要注意です。もう一つは、まわりの人とそのことについて話をしてみることだと思います。わたしはほとんど家にいるので主にパートナーが話し相手になるのですが、二人でも視点がかなり違うので参考になります。
情報がたえず押し寄せてくる時代ですから、何とか情報の目利きになりたいものです。(かすたーどくりーむ)
わたしもまったく同じようなことをいつも感じていました。あれだけスーパースターのように持ち上げられた人たちが、ぼろ雑巾のように叩かれ責められ、国民の敵にまでなっていく姿をメディアを通して見るのは気分の悪いものです。小泉さん、サッチー、和泉元彌さんなど数え切れない人が犠牲になっています。もちろん叩かれて当然という人も中にはいるのかもしれませんが……。
とくに感じるのは、報道している内容は、本当にマスコミの人が感じているものなのか?ということです。世間の風潮として、視聴率がとれるからという理由で放送されたりするものが多いのではないでしょうか? そこに意思はまったく感じられない気がするのです。もしそれがあるならば、藤田さんの言うとおり批判的な意見もあれば、賛同する意見もあるはずなのです。
たしかに小泉さんの改革は進んでいませんが、わたしは今でも小泉さんを支持する一人です。日本を良くしたいと立ち上がっているはずの政治家のみなさんが、自分の党を与党にすることだけ考え、相手を蹴落とすことばかり考えている政治姿勢をもっと報道してほしいと思っています。(saosao)
私はマスコミを信用していない者のひとりなのですが、こうなった背景には視聴者・読者側にも問題があるのではないでしょうか?
特に最近は、スキャンダルが喜ばれるような傾向があるような気がします。それを報道するマスコミは結局ビジネスなのだろうと、あきめています。TV番組はあまりにも子どもっぽいものが多いので、私はテレビを観ることをほとんどやめてしまいました。(Eru)
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