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国交正常化交渉再開に見える「お上体質」(2002年9月21日)
日本人ってどうなんだろう……。
私は、選挙も行かないし、高額納税者でもない、ただの日本人です。でも今回の北朝鮮問題の報道には本当に腹立ちます。何もしてこなかった政治家がえらそうに首相を批判するなんて……。みんな、ヒトゴトだったじゃないの! あの国に乗り込み、事実を認めさせた人に、なんで「ありがとう」って言えないの……。
民主党は、何が言いたくて重箱の隅つつくような批判ばかりしてるんでしょう? マスコミは何か伝えたいことがあるのでしょうか、それともただその他大勢を描写してるだけ? 日本人ってどうなんだろう……。何かこれだけは大切って思うことがあるのかしら。こんなにつまんなくてバラバラな国とは思いたくないです。
みんなどう思ってるのかしら。
今回は評価するべき
今回の日朝首脳会談を私は高く評価します。確かに、マスコミで叩かれている、外務省の対応への指摘は理解できます。しかし、今回の訪朝で誰があのような事実を知ることができると思っていたでしょうか? 情報が不明確であったとしても私は評価するべきだと思っています。
北朝鮮に対する脅威は、アメリカでさえ感じていたことです。「近くて遠い国」の北朝鮮に、ブッシュ大統領が歩みよりの期待を持って小泉総理を送り出したことは、自国では怖くて手だしができないことを象徴しているように思いました。
訪朝前にマスコミで騒がれていたように、小泉総理の北朝鮮に対する態度はとても威厳のあるものだと思いました。北朝鮮は自分の弱みを見せることで経済協力をしてもらおうとした。その結果あのような情報が得られ、小泉総理は苦渋の決断の末、日朝宣言に同意したのです。お互い苦い過去のある国同士、それを認めあって補いあっていくやり方に賛成です。どちらかが優位に立つやり方は、まさしくアメリカ流でそれが9月11日の惨劇をもたらしたのではないでしょうか。
身元の確認や正確な情報というものは、これから確認していけばよいことなのではないでしょうか。今は日本の態度を評価するべきだと思います。もし北朝鮮があのようなな情報を出したにもかかわらず、日本が友好的な態度をとらなかったらどうなっていたでしょうか? それこそ日本国民の平和を守ることはできなかったのではないかと思っています。
被害者の家族の方の不幸は計り知れませんが、それでもやはり今回は評価するべきだと思っています。(tomonekey・学生・22歳)
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